可愛がってあげたい、強がりなきみを。 〜国民的イケメン俳優に出会った直後から全身全霊で溺愛されてます〜
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その日は結局、暗くなるまで愛し合って、ウーバーで食事を頼んで一緒に食べて、家に戻ったのは21時近くになってからだった。
シャワーを浴びながら、鏡に映った自分を見る。
いたるところに散らばっているキスマーク。
それを見ただけで、またすぐ、彼が欲しくなる。
宗介さんが好き。
早くあんなふうに、頭が真っ白になるまで抱いてほしい。
今、頭を占めているのは、そんなストレートな欲望だった。
他の人と付き合ったときには、そんなこと思わなかった。
郁美はあっさりしてる、といつも言われていたのに。
でも……皮肉だ。
前の彼氏のように、会いたいときにすぐ会えるわけじゃない。
制約があるからこそ、気持ちが余計に高まるのかもしれないけれど。