冷たく温かい私の好きな生徒会長
 職員室への荷物運びも終わり、今日は帰っていいといわれたが、私は、図書室にいる
ここから、グラウンドがよく見える

 「…」

 「…片思い中か…」

 「えっ…うわっ、先輩、びっくりした」

 「サッカー部、真剣に見すぎだろ」
 
 「幼馴染です…だから、片思いでもないです」

 「それにしては…目線が…」

 「なんでそんなに聞くんですか?関係ないですよね?」

 「関係ないな…気になるだけだ…知りたいし…木島のこと」

 「なっ…」

 「顔真っ赤…」

 冗談っぽい笑顔で、先輩は笑っていた
< 22 / 33 >

この作品をシェア

pagetop