冷たく温かい私の好きな生徒会長
 次の日の朝…昨日の先輩…なんだったんだろう…私のこと知りたいとか…

 「楓!弁当…忘れてる」

 …会長…と誰?女の人…うん…通り過ぎよう…

 「木島さん?おはよう」

 「おはようございます…小野先輩」

 バレた…笑顔が怖い…

 「楓の後輩?」

 「…」

 名前呼び、彼女とか?

 「楓に後輩かぁ…木島さん、私、恵って言います。初めまして」

 「初めまして…」

 「私は、学校に行くので…」
 
 立ち去ろうとすると、腕をつかまれた

 「うわっ」

 「一緒に学校…行こうか」

 「えっ…」

 「そんじゃ、恵さん」

 「ちょっ、先輩…」

 手引っ張られてるし、小野先輩は、何も思ってないんだろうなぁ
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