あなたのいない暗闇を、光輝く世界に変えて
現れた恋人との最後の時間
ある日の仕事終わり、職場のみんなが誰からともなく「今日、凛花の家で飲まないか?」と言い出した。

私の職場は大学時代の先輩が立ち上げた会社で、大学の先輩や同級生が数多く働いている。

トモもその一人。

私とトモは中学からずっと同じ学校で、中学校の卒業式の日にトモに告白されて付き合いだした。

実は私もトモのことが好きだったんだ。
だからすごく嬉しくて、その日は眠れなかったのを覚えてる。

高校も大学も職場まで一緒で、誰もが知る仲良しカップルで有名な私達。

だから…みんながトモと私を心配してくれている。

その気持ちが本当にありがたくて…私はみんなに支えてもらっていると強く思った。


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