【短編】最強総長は隠れ狼姫を惑わしたい。
3.買い物デート?
男子寮は学校の隣にドドンと建っていた。
全寮制だからかなり大きい。
一部屋が小さい五階建のマンションみたいな建物だ。
慣れた様子で中に入る迅に子ガモのように付いて行くあたし。
荷物は結局ずっと彼が持っていてくれて、あたしは学生鞄にしているトートバッグを肩にかけているだけだった。
「一階は全部共有スペースだ。管理室はあそこだけど、管理人は日中と土日は出ていることが多いからなんかあったら俺に言え」
「分かった」
中に入ると早速案内をしてくれる迅。
他にも食堂の場所とか、土日は自炊しなきゃいけないとか色々教えてくれた。
そして管理人からあたしの部屋の鍵を受け取ると、エレベーターで五階に行き奥の方に向かう。
「で、ここがお前の部屋だ」
示されたのは最奥の部屋の一つ手前。
うながされるままに鍵を開けて、中に入ってみる。
迅が嫌がらなければここに住むようにと決まっていたからだろう。
事前に女子寮宛で送っておいたシーツや枕などが入った荷物が中に置かれていた。
「俺の部屋は隣、一番奥だから。何かあったら呼べよ」
「あ、じゃあ連絡先交換していい?」
「ん? ああ、そうだな」
ドアのところにあたしの荷物を置いてくれた迅とスマホを取り出してお互いの連絡先を交換した。
そのついでに、もう一つ頼みごとをしてみる。
全寮制だからかなり大きい。
一部屋が小さい五階建のマンションみたいな建物だ。
慣れた様子で中に入る迅に子ガモのように付いて行くあたし。
荷物は結局ずっと彼が持っていてくれて、あたしは学生鞄にしているトートバッグを肩にかけているだけだった。
「一階は全部共有スペースだ。管理室はあそこだけど、管理人は日中と土日は出ていることが多いからなんかあったら俺に言え」
「分かった」
中に入ると早速案内をしてくれる迅。
他にも食堂の場所とか、土日は自炊しなきゃいけないとか色々教えてくれた。
そして管理人からあたしの部屋の鍵を受け取ると、エレベーターで五階に行き奥の方に向かう。
「で、ここがお前の部屋だ」
示されたのは最奥の部屋の一つ手前。
うながされるままに鍵を開けて、中に入ってみる。
迅が嫌がらなければここに住むようにと決まっていたからだろう。
事前に女子寮宛で送っておいたシーツや枕などが入った荷物が中に置かれていた。
「俺の部屋は隣、一番奥だから。何かあったら呼べよ」
「あ、じゃあ連絡先交換していい?」
「ん? ああ、そうだな」
ドアのところにあたしの荷物を置いてくれた迅とスマホを取り出してお互いの連絡先を交換した。
そのついでに、もう一つ頼みごとをしてみる。