私のこと、スキになってよ。
「そっか、そうだよね。」
僚に彼女出来たらどーしょ。
考えてたらなんか、涙出てきた。
私は、泣き顔を見せたくなくって
走って逃げ出した。
「え?美稀?
おい!待てよ」
ま、陸上部の僚には
あっさり捕まってしまった。
速いすぎ、、、、
「え?泣いてんの!」
「泣いてない!大丈夫!」
「泣いてんじゃん」
「大丈夫だから!ほっといて」
また、走り出そうとしたら手を引っ張られる
そして
なぜか、唇にあったかいものが
軽く触れた気がした。
「ふぇ?え?」
僚にキスされて、、、、る?
「あ、ごめん。調子乗った。
なんか、可愛くて」
珍しく顔を真っ赤にして僚がうつむく。
「あ、、、、うん。大丈夫。」
あたしも、顔をうつむきいつものように
何事もなかったように答えた。