乳房星(たらちねぼし)〜再出発版

【泣かないから】

日本時間1月10日の午前8時半頃であった。

またところ変わって、イオンモール今治新都市にて…

ゆりこは、バス停でバスを降りたあと従業員さん専用の入口へ行かずにちがう方向に向かって行った。

この時、ゆりこは心身ともにだるくなったのでGUのバイトをやめようと決めた。

前日のことであるが、ヨリイさんがGUのひとにゆりこは健康状態がかんばしくないので退職《やめ》させてくださいと申し出た。

GUの人は、ゆりこの健康状態がかんばしくないことは聞いたが退職については受理しなかった。

GUの人は『健康状態がよくなるまでの間は、1日1時間だけの勤務で調整しましょうか?』とヨリイさんに提示した。

ヨリイさんは『お願いします。』とGUの人に言うた。

しかし、ゆりこ自身は『1日1時間だけの勤務をしても意味がない!!』と言うて強く拒否した。

この日は9時から10時までの勤務であったが、ゆりこは思い切りブチ切れていたので無断欠勤した。

ところ変わって、イオンスタイルにて…

ゆりこは、カートにセットした買い物かごの中に激辛の中華料理のソウザイと激辛のスナック菓子とアサヒスーパードライの500ミリリットル缶5本を入れた。

レジで精算を済ませたあと、ゆりこは外へ出た。

その後、ゆりこは鎌倉パスタ(洋食店チェーン)の近くにあるテーブル席に座った。

ゆりこは、激辛料理をさかなにビールをのんでよいたんぼ(よっぱらい)になった。

今のゆりこは、生きていく気力を完全に喪《なく》したようだ…

時は、カナダ東部時間1月9日午後2時頃であった。

またところ変わって、カナダの首都オタワのバンク通りにあるカナダ本社のオフィスビルの中にある私が使っている個室にて…

個室には、アンナとフランソワさんたちがいた。

アンナは、白のフリルつきのブラウスの上に濃いネイビーのレディーススーツ姿でデスクに座っていた。

この日は、1月3日から5日まで行われた営業会議で決定した事項が記載されている書面にサインをすることから始まった。

アンナは、書面に記載されている内容をじっくりと読んだあとサインする欄にサインした。

このあとは、帳簿を整理するお仕事に取りかかった。

アンナは、デスクの上に置かれているカシオの卓上電卓を使って帳簿のつけ間違いがないかどうかを確認した。

周囲にいる医療事務の女性スタッフさんたち10人も一緒に取り組んだ。

フランソワさんとマァマは、アンナのお仕事ぶりを静かに見守っていた。
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