乳房星(たらちねぼし)〜再出発版
【運命の主人公】
時は夜8時半頃であった。
またところ変わって、大阪ミナミの相合橋《あいおいばし》の近くにあるラーメン屋にて…
私は、ぎょうざ12個とチャーハンでおそい夕食を摂っていた。
きょう1日、おんまくしんどかった…
その一方で…
助け出されたゆりこは…
あのあとどないなったのか?
問題は、この前京橋駅《きょうばしのえき》の高架《ガード》下で見かけたしょうたれの男や…
あのしょうたれの男が番頭《ばんと》はんにたきつけて行った古都が原因でゆりこはコンクリ詰めに遭った…と言うてもカゴンではない…
今度見かけたら、ただではすまんぞ(怒)
時は、夜10時頃であった。
おそい夕食を摂った私は、相合橋筋商店街《あいおいばしすじしょうてんがい》を通って千日前通りと堺筋《さかいすじ》がまじわう交差点ヘ向かって歩いた。
交差点に到着した時、歩行者用信号は赤になっていた。
堺筋通りは、真ん中に阪神高速道路の堺線の高架橋が建っていた。
上の阪神高速道路と下の堺筋通りにたくさんの車両が往来していた。
信号待ちをしている間、私はいろんなことを考えていた。
しばらくして、歩行者用の信号が青になった。
私は、おおぜいの人たちと一緒に横断歩道《スクランブル》を渡った。
横断歩道《スクランブル》を渡ったあと、なんばプランタン(今はビッグカメラ)の付近から千日前商店街ヘ入った。
通りにある居酒屋《ノミヤ》からおおぜいの男性客たちの歌声が響いた。
のんで歌ってさわいでるやつらはカホーもんでええのぉ〜
私は、ものすごくいじけた表情でつぶやきながら通りを歩いた。
そうこうして行くうちに、私はまた大失態をやらかしてもうた。
ところ変わって、千日前中央通りにある裏の露地《ろじ》にて…
私が迷い込んだ場所は、たしか味園《みその》ビルの裏の方だったと思う。
もと関ジャニ∞の渋谷すばるさんが主演の映画『味園ユニバース』の舞台であったあのライブハウスがあった場所と言えば分かるだろうか?
……………
そんなことはどーでもええ…
今、非常事態におちいっているのでものすごく困っている。
露地《ろじ》裏に迷い込んだ私は、必死になって出口を探していた。
この時、私がいる場所から300メートル先で女々しい男の声が響いた。
私は、現場の50メートル手前で足を止めたあと身をひそめた状態で現場の様子をうかがった。
現場には、しょうたれの男と溝端屋のダンナがいた。
しょうたれの男は、溝端屋のダンナに言いがかりをつけていた。
「オドレよくもオレの女《れこ》をコンクリづめにしたな!!オドレだーっとらんとなんぞ言え!!」
溝端屋のダンナは、ものすごくしんどい声で男に言うた。
「あんさん、ちとは頭冷やして冷静になったらぁ〜あんさんは人違いをしているよ。」
しょうたれの男は、よりし烈な怒りを込めて言うた。
「ヤローテメー!!オドレの用心棒《ケツモチ》はどこの組や!!」
「せやから、オドレの女《レコ》がコンクリづめに遭ったことについてはワシは関係ないといよるやろが…」
「関係ないと言うて逃げたらどないなるんか分かっとんか!?」
溝端屋のダンナは、しょうたれの男に怒った声で言うた。
「そんなことよりも…いつだったか忘れたけど…京橋駅《きょうばしのえき》の高架《ガード》下の電話ボックスを使っていたのはあんさんか?」
「話をそらすな!!」
「ワシは話をそらしてへんわ…ワシはあんさんにあの電話ボックスを使っていたかどうかを聞きよんじゃ。」
「オドレ!!ふざけやがって!!」
「ワシはなーんもふざけとらんワ…ワシはあんさんにあの電話ボックスを使ったどうかを聞きよんじゃ。」
溝端屋のダンナがしょうたれの男に京橋駅《きょうばしのえき》の高架《ガード》下にある電話ボックスを使ったかどうかとくりかえして聞いていたので、会話がかみ合わなくなった。
ああ、めんどい…
私は。身をひそめた状態でゆっくりと現場から離れた。
その間も、しょうたれの男と溝端屋のダンナのケンカがつづいた。
「ヤローテメー!!ふざけとんか!!」
「ワシはなーんもふざけとらん…ワシはあの電話ボックスを使ったどうかを聞きよんじゃ…」
「ふざけるな!!」
「グワワアアアアア!!」
大変だ…
溝端屋のダンナがしょうたれの男にナイフで斬《き》られたようだ…
「オドレ思い知ったか!!」
「まてコラ!!逃げるのか!!」
しょうたれの男は、溝端屋のダンナをナイフで斬《き》ったあとその場から逃走した。
溝端屋のダンナと一緒にいたヤクザの男30人がしょうたれの男を追いかけた。
その後、番頭《ばんと》はんが現場に到着した。
「ダンナ!!ダンナ!!」
「竹宮…ワシは大丈夫だ…」
溝端屋のダンナは、衣服の下に防弾防刃チョッキをつけていたので難を逃れた。
溝端屋のダンナは、よりし烈な怒りを込めながら言うた。
「あのクソガキはええドキョーしとるな!!あれはどこの組の構成員《チンピラ》や!?」
「さあ、よくわかりまへんが…もしかしたら、尾儀原《クソガキ》の幼なじみの男だと思います。」
「よし分かった…おい竹宮…今から余呉《よご》ヘ行くぞ!!」
「へえ。」
余呉《よご》…
余呉《よご》と言えば、北近江の方ではないか…
たぶん、そこに溝端屋のダンナ…もしくは田嶋《くみちょう》の別荘があると思う…
そこで密談が行われると思う…
しょうたれの男が溝端屋のダンナをナイフで斬《き》った…
その知らせは、間違いなく田嶋組に伝わったと思う…
危険だ…
非常に危険だ…
またところ変わって、大阪ミナミの相合橋《あいおいばし》の近くにあるラーメン屋にて…
私は、ぎょうざ12個とチャーハンでおそい夕食を摂っていた。
きょう1日、おんまくしんどかった…
その一方で…
助け出されたゆりこは…
あのあとどないなったのか?
問題は、この前京橋駅《きょうばしのえき》の高架《ガード》下で見かけたしょうたれの男や…
あのしょうたれの男が番頭《ばんと》はんにたきつけて行った古都が原因でゆりこはコンクリ詰めに遭った…と言うてもカゴンではない…
今度見かけたら、ただではすまんぞ(怒)
時は、夜10時頃であった。
おそい夕食を摂った私は、相合橋筋商店街《あいおいばしすじしょうてんがい》を通って千日前通りと堺筋《さかいすじ》がまじわう交差点ヘ向かって歩いた。
交差点に到着した時、歩行者用信号は赤になっていた。
堺筋通りは、真ん中に阪神高速道路の堺線の高架橋が建っていた。
上の阪神高速道路と下の堺筋通りにたくさんの車両が往来していた。
信号待ちをしている間、私はいろんなことを考えていた。
しばらくして、歩行者用の信号が青になった。
私は、おおぜいの人たちと一緒に横断歩道《スクランブル》を渡った。
横断歩道《スクランブル》を渡ったあと、なんばプランタン(今はビッグカメラ)の付近から千日前商店街ヘ入った。
通りにある居酒屋《ノミヤ》からおおぜいの男性客たちの歌声が響いた。
のんで歌ってさわいでるやつらはカホーもんでええのぉ〜
私は、ものすごくいじけた表情でつぶやきながら通りを歩いた。
そうこうして行くうちに、私はまた大失態をやらかしてもうた。
ところ変わって、千日前中央通りにある裏の露地《ろじ》にて…
私が迷い込んだ場所は、たしか味園《みその》ビルの裏の方だったと思う。
もと関ジャニ∞の渋谷すばるさんが主演の映画『味園ユニバース』の舞台であったあのライブハウスがあった場所と言えば分かるだろうか?
……………
そんなことはどーでもええ…
今、非常事態におちいっているのでものすごく困っている。
露地《ろじ》裏に迷い込んだ私は、必死になって出口を探していた。
この時、私がいる場所から300メートル先で女々しい男の声が響いた。
私は、現場の50メートル手前で足を止めたあと身をひそめた状態で現場の様子をうかがった。
現場には、しょうたれの男と溝端屋のダンナがいた。
しょうたれの男は、溝端屋のダンナに言いがかりをつけていた。
「オドレよくもオレの女《れこ》をコンクリづめにしたな!!オドレだーっとらんとなんぞ言え!!」
溝端屋のダンナは、ものすごくしんどい声で男に言うた。
「あんさん、ちとは頭冷やして冷静になったらぁ〜あんさんは人違いをしているよ。」
しょうたれの男は、よりし烈な怒りを込めて言うた。
「ヤローテメー!!オドレの用心棒《ケツモチ》はどこの組や!!」
「せやから、オドレの女《レコ》がコンクリづめに遭ったことについてはワシは関係ないといよるやろが…」
「関係ないと言うて逃げたらどないなるんか分かっとんか!?」
溝端屋のダンナは、しょうたれの男に怒った声で言うた。
「そんなことよりも…いつだったか忘れたけど…京橋駅《きょうばしのえき》の高架《ガード》下の電話ボックスを使っていたのはあんさんか?」
「話をそらすな!!」
「ワシは話をそらしてへんわ…ワシはあんさんにあの電話ボックスを使っていたかどうかを聞きよんじゃ。」
「オドレ!!ふざけやがって!!」
「ワシはなーんもふざけとらんワ…ワシはあんさんにあの電話ボックスを使ったどうかを聞きよんじゃ。」
溝端屋のダンナがしょうたれの男に京橋駅《きょうばしのえき》の高架《ガード》下にある電話ボックスを使ったかどうかとくりかえして聞いていたので、会話がかみ合わなくなった。
ああ、めんどい…
私は。身をひそめた状態でゆっくりと現場から離れた。
その間も、しょうたれの男と溝端屋のダンナのケンカがつづいた。
「ヤローテメー!!ふざけとんか!!」
「ワシはなーんもふざけとらん…ワシはあの電話ボックスを使ったどうかを聞きよんじゃ…」
「ふざけるな!!」
「グワワアアアアア!!」
大変だ…
溝端屋のダンナがしょうたれの男にナイフで斬《き》られたようだ…
「オドレ思い知ったか!!」
「まてコラ!!逃げるのか!!」
しょうたれの男は、溝端屋のダンナをナイフで斬《き》ったあとその場から逃走した。
溝端屋のダンナと一緒にいたヤクザの男30人がしょうたれの男を追いかけた。
その後、番頭《ばんと》はんが現場に到着した。
「ダンナ!!ダンナ!!」
「竹宮…ワシは大丈夫だ…」
溝端屋のダンナは、衣服の下に防弾防刃チョッキをつけていたので難を逃れた。
溝端屋のダンナは、よりし烈な怒りを込めながら言うた。
「あのクソガキはええドキョーしとるな!!あれはどこの組の構成員《チンピラ》や!?」
「さあ、よくわかりまへんが…もしかしたら、尾儀原《クソガキ》の幼なじみの男だと思います。」
「よし分かった…おい竹宮…今から余呉《よご》ヘ行くぞ!!」
「へえ。」
余呉《よご》…
余呉《よご》と言えば、北近江の方ではないか…
たぶん、そこに溝端屋のダンナ…もしくは田嶋《くみちょう》の別荘があると思う…
そこで密談が行われると思う…
しょうたれの男が溝端屋のダンナをナイフで斬《き》った…
その知らせは、間違いなく田嶋組に伝わったと思う…
危険だ…
非常に危険だ…