乳房星（たらちねぼし）〜再出発版
【秋冬（しゅうとう）】
（ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…）
時は、７月24日の夜10時過ぎであった。
私は、ＪＲ大阪駅から播州赤穂《ばんしゅうあこう》行きの新快速電車に乗って再び旅に出た。
私は、旅立つ２時間くらい前まで大阪ミナミにある居酒屋で酒をのんでいた。
この時、黒いワイシャツと白のスーツ姿の男が私が座っている席にやって来た。
男は、私にことづけだと言うて一枚の紙切れを差し出した。
紙切れには、メッセージがひとこと書かれていた。
君波の次女《むすめ》が再び九州にやって来たゾ…
韓国へ渡ったゆかさんが…
九州へ引き返したって…
メッセージを読んだ私は、居ても立ってもいられなくなったので再び旅に出た。
ＪＲ播州赤穂《ばんしゅうあこう》駅に電車が到着したのは、日付けが変わって７月25日の深夜０時10分頃であった。
列車を降りた私は、駅から歩いて国道250号線へ向かった。
深夜１時40分頃であった。
私は、山陽自動車道の赤穂インターチェンジのすぐ近くにある終夜営業のラーメン店に到着した。
私は、山口・福岡方面へ向かう予定のトラックの運転手《うんちゃん》に声をかけたあと『下松駅《くだまつえき》まで乗せてください…』と頼んだ。
（ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ…）
時は、深夜３時過ぎであった。
私は、大型トラックの運転席の後ろにある仮眠用のベッドで眠っていた。
運転席にあるカーラジオからＲＣＣラジオが流れていた。
この時間は『日野ミッドナイトグラフティ・走れ歌謡曲』が放送されていた。
この時、ラジオから原大輔さんの歌で『秋冬（しゅうとう）』が流れていた。
ベッドにいる私は、涙を流しながら眠っていた。
（ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…）
時は、朝６時50分頃であった。
私は、下松駅《くだまつえき》でトラックを降りたあと長崎方面へ向かう寝台特急さくらに乗って西へ向かった。
私は、Ｂ寝台の個室に乗っていた。
（下松駅から終点までの間、Ｂ寝台は立席特急券で乗ることができるようになっていた）
Ｂ寝台のベッドに寝転んでいる私は、ウォークマンで歌を聴いていた。
イヤホンから高田みづえさんの歌の全曲集に収録されている歌が流れていた。
その中で、『秋冬（しゅうとう）』を繰り返して聴いていた。
「ううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう…ううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう…」
歌を聴いている私は、震える声で泣いていた。
それから３分後…
私は、再び眠りについた。
……………
時は流れて…
2023年８月20日の夕方５時半頃であった。
ところ変わって、カナダ・プリンスエドワード島のフレンチリバーの本籍地の家の敷地内にある特大豪邸にて…
51歳の私は、大広間にあるテーブルに顔をふせた状態で深眠《ねむ》っていた。
閉じている目から涙がたくさんあふれていた。
エクスペリアのウォークマンは、原大輔さんの歌で『秋冬（しゅうとう）』が一曲リピートにセットされた状態になっていた。
この時、家の大広間にケントさん・ルイザさん夫婦とリチャードさん・シャノンさん夫婦とリチャードさんの実家のご家族たちとふたりの女性がいた。
女性は、レロンさんのお嫁さん・メアリーさんとラルフさんのお嫁さん・セシルさんであった。
この日、レロンさんとメアリーさん、ラルフさんとセシルさんの結婚式がキャベンディッシュ教会でとりおこなわれた。
日中、恋人の小径《こみち》で見かけた新婦新郎《おふたり》は、レロンさんとメアリーさんのご夫婦であった。
ケントさんたちは、テーブルに顔をふせて歌を聴きながら深眠《ねむ》っている私を見て心配げな表情を浮かべていた。
ヨシタカさん…
どうしたのかな…
なんで泣いているのかな…
そこへ、ゆかさんが帰宅した。
ゆかさんは、あわてた様子で大広間に入った。
「すみません、おそくなりました…」
ケントさんは、ゆかさんに心配げな表情で私の様子をたずねた。
ゆかさんは、大急ぎで私のもとにやって来た。
閉じている目から涙がたくさんあふれていた。
イヤホンから原大輔さんの歌で『秋冬（しゅうとう）』が一曲リピートの状態で流れていた。
ゆかさんは、はおっていたサマーコートを脱いだあと私の身体にゆっくりとかけた。
ケントさんは、ものすごく心配げな表情でゆかさんに言うた。
「ゆかさん、一体なにがあったのかな…なんでヨシタカさんは泣いているのかな…きょうは…レロンくんとラルフくんがお嫁さんをもらったんだよ…」
ゆかさんは、怒った表情でケントさんに言うた。
「そんなことは分かっているわよ!!」
リチャードさんは、コンワクした声でゆかさんに言うた。
「ゆかさん、ヨシタカさんはなんで泣いているのですか？」
ゆかさんは、ものすごく怒った声で『直接ヨシタカさんに聞きなさいよ!!』とリチャードさんに言うたあと、理由を説明した。
「ヨシタカさんが家に帰って来た時…桜子さんたちとアンナさんとヨシユキくんが家にいなかったのよ!!…ヨシタカさんは、桜子さんたちとアンナさんとヨシユキくんの帰りを待っているのよ…なんで分かってくれんのよ!!」
ケントさんは困った声で『分かってるよ…』とゆかさんに言うた。
ゆかさんは、怒った声で言うた。
「分かっているのだったら、場の雰囲気を考えてよ!!」
この時であった。
桜子たち（30億人の極爆乳デリヘル嬢たちと1000人の極爆乳ガールフレンドたちと31人の極爆乳ラマンたち）とアンナとヨシユキとＢ班のメンバーたち全員が特大豪邸の大広間に入った。
ゆかさんは、私の耳につけていたイヤホンを外したあとウォークマンの演奏を止めた。
ゆりさんがゆかさんに声をかけた。
「ゆか。」
「おねーちゃん大変よ!!ヨシタカさんが眠っている状態で泣いていたわよ!!」
「ああ、ごめんね…先ほどまで桜子さんたちとアンナさんとヨシユキくんを連れて近くを散歩していたのよ。」
「ヨシタカさん、桜子さんたちとアンナさんとヨシユキくんの帰りをずっと待っていたのよ!!」
話を聞いたメアリーさんは、おどろいた声で言うた。
「えっ？ヨシタカさんお嫁さんいたのですか？」
リチャードさんは、おどろいた声で言うた。
「えっ？知らなかったの？」
メアリーさんは、つらい表情で言うた。
「ヨシタカさん…お嫁さんまだだと思っていた…」
ゆかさんは、怒った声でメアリーさんに言うた。
「あんたのダンナさんが帰宅した時のことを考えてよ!!ダンナさんが帰宅した時、家にあんたがいなかった…その時、ダンナさんがどなな想いをするのか…よく考えてよ!!」
レロンさんとメアリーさん、ラルフさんとセシルさんは沈痛な表情を浮かべた。
リチャードさんとケントさんも沈痛な表情を浮かべた。
「くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…」
「くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…」
イヴァナとデミーがくすんくすんと泣き出した。
「くすんくすんくすんくすんくすん…」
「くすんくすんくすんくすんくすんくすん…」
つづいて、ベスとステーシーがくすんくすんと泣き出した。
ドナ姐《ねえ》はんは、オルドビス作りのスタッフさんたちに『ハーレムルームにとばりを作りましょう…』と伝えた。
このあと、スタッフさんたちは40億人規模のハーレムルームでオルドビス作りを始めた。
それから60分後にオルドビスができあがった。
桜子たち（30億人の極爆乳デリヘル嬢たちと1000人の極爆乳ガールフレンドたちと31人の極爆乳ラマンたち）は、とばりに入ったあと全裸《はだか》になった。
その後、フランソワさんとベレンガリアさんとテオドーラさんとゴーダマさんとジャンスさんは、身重のアンナを抱きかかえて私のもとへ行った。
フランソワさんは、身重のアンナにやさしく声をかけた。
「アンナ…ヨシタカさんに声をかけてね。」
アンナは、ぐすんぐすんと泣きながら深眠《しんみん》の私に呼びかけた。
「ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…ヨシタカ…もうすぐふたり目の赤ちゃんが生まれるよ…ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…女の子の赤ちゃんが生まれるよ…ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…ヨシタカ…ヨシユキのお産の時もそばにいてくれてありがとう…ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…アンナ…がんばって赤ちゃんを産む…がんばって赤ちゃんを育てる…ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…」
マァマは、アンナの大きな胎《からだ》を私の背中《せな》にゆっくりとふれさせながら呼びかけた。
「よーくん…よーくんの赤ちゃんよ…女の子の赤ちゃんよ…ヨシユキくんのお産の時、アンナさんのそばについていたね…よーくん…今回も早く帰って来てくれてありがとう…」
このあと、身重のアンナはフランソワさんとベレンガリアさんとテオドーラさんとゴーダマさんとジャンスさんに抱き抱えられた状態でオルドビスへ向かった。
オルドビスの中にて…
身重のアンナは、フランソワさんとベレンガリアさんとテオドーラさんとゴーダマさんとジャンスさんに抱き抱えられてとばりに入った。
その後、フランソワさんとベレンガリアさんとテオドーラさんはアンナが着ていたマタニティ服とマタニティインナーを脱がして全裸《はだか》にした。
アンナが全裸《はだか》になったあと、フランソワさんはお産の準備に入った。
フランソワさんは、赤ちゃんが生まれてくる部分に生えているうぶ毛をていねいにそった。
ベレンガリアさんは、アンナにやさしく声をかけた。
「は〜い、きれいな状態で赤ちゃんを迎えようね。」
その頃であった。
とばりの外では、オルドビス作りのスタッフさんたちがあわただしく動いていた。
ゆかさんとマァマは、深眠《しんみん》の私が着ていた衣服を脱がして全裸《はだか》にしたあと蒸しタオルで身体をふいた。
「よーくん、身体をきれいにするね…」
ヨシユキは、ドナ姐《ねえ》はんと一緒に寝室へ移動したのでここ（大広間）にはいなかった。
それから40分後であった。
深眠《しんみん》の私は、全裸の状態でオルドビスへ移された。
私がオルドビスに入ったあと、マァマが私のエクスペリアを持ってとばりに入った。
アンナのテイモウ（毛をそること）は、私がとばりに入る数分前に完了した。
これでふたり目の赤ちゃんを迎える準備が完了した。
あとは、アンナのお産が始まる時を待つだけとなった。
時は、７月24日の夜10時過ぎであった。
私は、ＪＲ大阪駅から播州赤穂《ばんしゅうあこう》行きの新快速電車に乗って再び旅に出た。
私は、旅立つ２時間くらい前まで大阪ミナミにある居酒屋で酒をのんでいた。
この時、黒いワイシャツと白のスーツ姿の男が私が座っている席にやって来た。
男は、私にことづけだと言うて一枚の紙切れを差し出した。
紙切れには、メッセージがひとこと書かれていた。
君波の次女《むすめ》が再び九州にやって来たゾ…
韓国へ渡ったゆかさんが…
九州へ引き返したって…
メッセージを読んだ私は、居ても立ってもいられなくなったので再び旅に出た。
ＪＲ播州赤穂《ばんしゅうあこう》駅に電車が到着したのは、日付けが変わって７月25日の深夜０時10分頃であった。
列車を降りた私は、駅から歩いて国道250号線へ向かった。
深夜１時40分頃であった。
私は、山陽自動車道の赤穂インターチェンジのすぐ近くにある終夜営業のラーメン店に到着した。
私は、山口・福岡方面へ向かう予定のトラックの運転手《うんちゃん》に声をかけたあと『下松駅《くだまつえき》まで乗せてください…』と頼んだ。
（ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ…）
時は、深夜３時過ぎであった。
私は、大型トラックの運転席の後ろにある仮眠用のベッドで眠っていた。
運転席にあるカーラジオからＲＣＣラジオが流れていた。
この時間は『日野ミッドナイトグラフティ・走れ歌謡曲』が放送されていた。
この時、ラジオから原大輔さんの歌で『秋冬（しゅうとう）』が流れていた。
ベッドにいる私は、涙を流しながら眠っていた。
（ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…）
時は、朝６時50分頃であった。
私は、下松駅《くだまつえき》でトラックを降りたあと長崎方面へ向かう寝台特急さくらに乗って西へ向かった。
私は、Ｂ寝台の個室に乗っていた。
（下松駅から終点までの間、Ｂ寝台は立席特急券で乗ることができるようになっていた）
Ｂ寝台のベッドに寝転んでいる私は、ウォークマンで歌を聴いていた。
イヤホンから高田みづえさんの歌の全曲集に収録されている歌が流れていた。
その中で、『秋冬（しゅうとう）』を繰り返して聴いていた。
「ううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう…ううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう…」
歌を聴いている私は、震える声で泣いていた。
それから３分後…
私は、再び眠りについた。
……………
時は流れて…
2023年８月20日の夕方５時半頃であった。
ところ変わって、カナダ・プリンスエドワード島のフレンチリバーの本籍地の家の敷地内にある特大豪邸にて…
51歳の私は、大広間にあるテーブルに顔をふせた状態で深眠《ねむ》っていた。
閉じている目から涙がたくさんあふれていた。
エクスペリアのウォークマンは、原大輔さんの歌で『秋冬（しゅうとう）』が一曲リピートにセットされた状態になっていた。
この時、家の大広間にケントさん・ルイザさん夫婦とリチャードさん・シャノンさん夫婦とリチャードさんの実家のご家族たちとふたりの女性がいた。
女性は、レロンさんのお嫁さん・メアリーさんとラルフさんのお嫁さん・セシルさんであった。
この日、レロンさんとメアリーさん、ラルフさんとセシルさんの結婚式がキャベンディッシュ教会でとりおこなわれた。
日中、恋人の小径《こみち》で見かけた新婦新郎《おふたり》は、レロンさんとメアリーさんのご夫婦であった。
ケントさんたちは、テーブルに顔をふせて歌を聴きながら深眠《ねむ》っている私を見て心配げな表情を浮かべていた。
ヨシタカさん…
どうしたのかな…
なんで泣いているのかな…
そこへ、ゆかさんが帰宅した。
ゆかさんは、あわてた様子で大広間に入った。
「すみません、おそくなりました…」
ケントさんは、ゆかさんに心配げな表情で私の様子をたずねた。
ゆかさんは、大急ぎで私のもとにやって来た。
閉じている目から涙がたくさんあふれていた。
イヤホンから原大輔さんの歌で『秋冬（しゅうとう）』が一曲リピートの状態で流れていた。
ゆかさんは、はおっていたサマーコートを脱いだあと私の身体にゆっくりとかけた。
ケントさんは、ものすごく心配げな表情でゆかさんに言うた。
「ゆかさん、一体なにがあったのかな…なんでヨシタカさんは泣いているのかな…きょうは…レロンくんとラルフくんがお嫁さんをもらったんだよ…」
ゆかさんは、怒った表情でケントさんに言うた。
「そんなことは分かっているわよ!!」
リチャードさんは、コンワクした声でゆかさんに言うた。
「ゆかさん、ヨシタカさんはなんで泣いているのですか？」
ゆかさんは、ものすごく怒った声で『直接ヨシタカさんに聞きなさいよ!!』とリチャードさんに言うたあと、理由を説明した。
「ヨシタカさんが家に帰って来た時…桜子さんたちとアンナさんとヨシユキくんが家にいなかったのよ!!…ヨシタカさんは、桜子さんたちとアンナさんとヨシユキくんの帰りを待っているのよ…なんで分かってくれんのよ!!」
ケントさんは困った声で『分かってるよ…』とゆかさんに言うた。
ゆかさんは、怒った声で言うた。
「分かっているのだったら、場の雰囲気を考えてよ!!」
この時であった。
桜子たち（30億人の極爆乳デリヘル嬢たちと1000人の極爆乳ガールフレンドたちと31人の極爆乳ラマンたち）とアンナとヨシユキとＢ班のメンバーたち全員が特大豪邸の大広間に入った。
ゆかさんは、私の耳につけていたイヤホンを外したあとウォークマンの演奏を止めた。
ゆりさんがゆかさんに声をかけた。
「ゆか。」
「おねーちゃん大変よ!!ヨシタカさんが眠っている状態で泣いていたわよ!!」
「ああ、ごめんね…先ほどまで桜子さんたちとアンナさんとヨシユキくんを連れて近くを散歩していたのよ。」
「ヨシタカさん、桜子さんたちとアンナさんとヨシユキくんの帰りをずっと待っていたのよ!!」
話を聞いたメアリーさんは、おどろいた声で言うた。
「えっ？ヨシタカさんお嫁さんいたのですか？」
リチャードさんは、おどろいた声で言うた。
「えっ？知らなかったの？」
メアリーさんは、つらい表情で言うた。
「ヨシタカさん…お嫁さんまだだと思っていた…」
ゆかさんは、怒った声でメアリーさんに言うた。
「あんたのダンナさんが帰宅した時のことを考えてよ!!ダンナさんが帰宅した時、家にあんたがいなかった…その時、ダンナさんがどなな想いをするのか…よく考えてよ!!」
レロンさんとメアリーさん、ラルフさんとセシルさんは沈痛な表情を浮かべた。
リチャードさんとケントさんも沈痛な表情を浮かべた。
「くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…」
「くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…」
イヴァナとデミーがくすんくすんと泣き出した。
「くすんくすんくすんくすんくすん…」
「くすんくすんくすんくすんくすんくすん…」
つづいて、ベスとステーシーがくすんくすんと泣き出した。
ドナ姐《ねえ》はんは、オルドビス作りのスタッフさんたちに『ハーレムルームにとばりを作りましょう…』と伝えた。
このあと、スタッフさんたちは40億人規模のハーレムルームでオルドビス作りを始めた。
それから60分後にオルドビスができあがった。
桜子たち（30億人の極爆乳デリヘル嬢たちと1000人の極爆乳ガールフレンドたちと31人の極爆乳ラマンたち）は、とばりに入ったあと全裸《はだか》になった。
その後、フランソワさんとベレンガリアさんとテオドーラさんとゴーダマさんとジャンスさんは、身重のアンナを抱きかかえて私のもとへ行った。
フランソワさんは、身重のアンナにやさしく声をかけた。
「アンナ…ヨシタカさんに声をかけてね。」
アンナは、ぐすんぐすんと泣きながら深眠《しんみん》の私に呼びかけた。
「ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…ヨシタカ…もうすぐふたり目の赤ちゃんが生まれるよ…ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…女の子の赤ちゃんが生まれるよ…ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…ヨシタカ…ヨシユキのお産の時もそばにいてくれてありがとう…ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…アンナ…がんばって赤ちゃんを産む…がんばって赤ちゃんを育てる…ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…」
マァマは、アンナの大きな胎《からだ》を私の背中《せな》にゆっくりとふれさせながら呼びかけた。
「よーくん…よーくんの赤ちゃんよ…女の子の赤ちゃんよ…ヨシユキくんのお産の時、アンナさんのそばについていたね…よーくん…今回も早く帰って来てくれてありがとう…」
このあと、身重のアンナはフランソワさんとベレンガリアさんとテオドーラさんとゴーダマさんとジャンスさんに抱き抱えられた状態でオルドビスへ向かった。
オルドビスの中にて…
身重のアンナは、フランソワさんとベレンガリアさんとテオドーラさんとゴーダマさんとジャンスさんに抱き抱えられてとばりに入った。
その後、フランソワさんとベレンガリアさんとテオドーラさんはアンナが着ていたマタニティ服とマタニティインナーを脱がして全裸《はだか》にした。
アンナが全裸《はだか》になったあと、フランソワさんはお産の準備に入った。
フランソワさんは、赤ちゃんが生まれてくる部分に生えているうぶ毛をていねいにそった。
ベレンガリアさんは、アンナにやさしく声をかけた。
「は〜い、きれいな状態で赤ちゃんを迎えようね。」
その頃であった。
とばりの外では、オルドビス作りのスタッフさんたちがあわただしく動いていた。
ゆかさんとマァマは、深眠《しんみん》の私が着ていた衣服を脱がして全裸《はだか》にしたあと蒸しタオルで身体をふいた。
「よーくん、身体をきれいにするね…」
ヨシユキは、ドナ姐《ねえ》はんと一緒に寝室へ移動したのでここ（大広間）にはいなかった。
それから40分後であった。
深眠《しんみん》の私は、全裸の状態でオルドビスへ移された。
私がオルドビスに入ったあと、マァマが私のエクスペリアを持ってとばりに入った。
アンナのテイモウ（毛をそること）は、私がとばりに入る数分前に完了した。
これでふたり目の赤ちゃんを迎える準備が完了した。
あとは、アンナのお産が始まる時を待つだけとなった。
