乳房星(たらちねぼし)〜再出発版
【ナイヤガラフォールズ】
(ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…)
さて、その頃であった。
ところ変わって、ナイヤガラフォールズのカナダ側の地区にて…
大番頭《おおばんと》はんたちは、カナダ滝の真横にあるテーブルロックの展望台にいた。
滝の上にある湖水《こすい》がより大きな轟音《ごうおん》をあげておちて行く…
大番頭《おおばんと》はんたちは、豪快に流れ落ちる滝の様子をじっと見つめていた。
この時、ミンジュンさんがぼんやりとした表情で滝を見つめていた。
たつろうさんは、ウェンビンさんに声をかけた。
「ウェンビンさん。」
「たつろうさん。」
「ミンジュンさん、この最近ぼんやりとした表情を浮かべるようになったね。」
「ええ…そのようです。」
「どないしたのかな?」
「ミンジュンさん…ゆうべ私にこななこと言うてました。」
ウェンビンさんは、ゆうべの出来事をたつろうさんに話した。
話は、前日の夜9時半頃であった。
またところ変わって、カナダ側のビュー地区の高台にあるオークス・ホテル・オーバールッキング・ザ・フォールズ(中級ホテル)の展望レストランにて…
この時間、レストランはパブタイムになっていた。
テーブルの上には、ニッカウヰスキーのオン・ザ・ロックとナビスコ(クラッカー)サンドが並んでいた。
ウェンビンさんとミンジュンさんは、向かい合う形で座っていた。
ウェンビンさんは、ぼんやりとした表情を浮かべているミンジュンさんに声をかけた。
「ミンジュンさん…ミンジュンさん…」
「なあに?」
「ミンジュンさん、この最近ようすがおかしいですよ。」
「ミンジュン…ようすおかしい?」
「ええ。」
ミンジュンさんは、ニッカウヰスキーのオン・ザ・ロックをひとくちのんでからウェンビンさんに言うた。
「あのねウェンビン…ミンジュン…ヨシタカさまが…お嫁さんをもらうのは…イヤ…」
「えっ?」
「ご、ごめんなさい…」
ウェンビンさんは、とまどい気味の声でミンジュンさんに言うた。
「ミンジュンさん…もしかしてミンジュンさん…」
「そのもしかしてよ…」
「まさか…ヨシタカさまと結婚したいと…」
「うん。」
ミンジュンさんは、ウェンビンさんに対してつらい表情で言うた。
「ミンジュン…知らない内に…ヨシタカさまが…好きに…なったの…だから…ヨシタカさまがお嫁さんをもらうと聞いた時…ミンジュン…ミンジュン…ミンジュン…」
やだ…
ミンジュン…
なにをいよんかしら…
ミンジュンさんは、ウェンビンさんに今の気持ちを伝えた。
「とにかく、ヨシタカさまがお嫁さんをもらうことがイヤなの…外国籍の極爆乳《おおきすぎるおっぱい》の女の子にヨシタカさまを取られると想うと…ミンジュン…ミンジュン…ミンジュン…」
ミンジュンさんは、必死になって今の気持ちをウェンビンさんに伝えたがうまく言えずに苦しんだ。
(ドドドドドドドドド…)
またところ変わって、カナダ滝をのぞむ展望台にて…
ウェンビンさんの話を聞いたたつろうさんは、おどろいた声でウェンビンさんに言うた。
「ええ〜!!ソレホンマにホンマでおますか〜」
「ええ…ミンジュンさんは私にそのように言うてはりました。」
「ミンジュンさん、なんでヨシタカさまのお嫁さんになりたいのでしょうか?」
「さあ、よくわかりませんけど…ミンジュンさんは、ヨシタカさまのお嫁さん選びが本格的に始まった時からようすがおかしかった…ミンジュンさんは、ヨシタカさまがお嫁さんをもらうことがそんなにいかんのかな…と思いました。」
この時、ウェンビンさんの横にいる事務長《じむちょう》はんがポツリと言うた。
「ミンジュンどのは、イワマツの家の床の間に飾ってほしいと思っているのではないか?」
「えっ?イワマツの家の床の間に飾られたい?」
たつろうさんが言うた言葉に対して、ウェンビンさんはつらい声で言うた。
「たぶん、そのとおりだと思います…ミンジュンさんがヨシタカさまと結婚したい理由は…他にもあると思いますが…それ以上のことは…よくわかりません。」
たつろうさんの横にいる宮出さんは、ウェンビンさんにこう言うた。
「ウェンビンどの…うかうかしていたらミンジュンどのを取られちゃうぞ。」
事務長《じむちょう》はんも、ウェンビンさんに『しっかりせぇ』と言うた。
「ウェンビンどの!!ミンジュンどのが好きであれば、気持ちをしっかり持て!!男だったら、ミンジュンどのをしっかりとつなぎとめておけ!!」
ウェンビンさんは、心中で『はぁ〜』とつぶやいた。
困ったなぁ〜
事務長《じむちょう》はんは、ミンジュンさんをしっかりとつなぎとめておけと言うけど…
どうやってつなぎとめろと言うのか…
よく分からない…
さて、その頃であった。
ところ変わって、ナイヤガラフォールズのカナダ側の地区にて…
大番頭《おおばんと》はんたちは、カナダ滝の真横にあるテーブルロックの展望台にいた。
滝の上にある湖水《こすい》がより大きな轟音《ごうおん》をあげておちて行く…
大番頭《おおばんと》はんたちは、豪快に流れ落ちる滝の様子をじっと見つめていた。
この時、ミンジュンさんがぼんやりとした表情で滝を見つめていた。
たつろうさんは、ウェンビンさんに声をかけた。
「ウェンビンさん。」
「たつろうさん。」
「ミンジュンさん、この最近ぼんやりとした表情を浮かべるようになったね。」
「ええ…そのようです。」
「どないしたのかな?」
「ミンジュンさん…ゆうべ私にこななこと言うてました。」
ウェンビンさんは、ゆうべの出来事をたつろうさんに話した。
話は、前日の夜9時半頃であった。
またところ変わって、カナダ側のビュー地区の高台にあるオークス・ホテル・オーバールッキング・ザ・フォールズ(中級ホテル)の展望レストランにて…
この時間、レストランはパブタイムになっていた。
テーブルの上には、ニッカウヰスキーのオン・ザ・ロックとナビスコ(クラッカー)サンドが並んでいた。
ウェンビンさんとミンジュンさんは、向かい合う形で座っていた。
ウェンビンさんは、ぼんやりとした表情を浮かべているミンジュンさんに声をかけた。
「ミンジュンさん…ミンジュンさん…」
「なあに?」
「ミンジュンさん、この最近ようすがおかしいですよ。」
「ミンジュン…ようすおかしい?」
「ええ。」
ミンジュンさんは、ニッカウヰスキーのオン・ザ・ロックをひとくちのんでからウェンビンさんに言うた。
「あのねウェンビン…ミンジュン…ヨシタカさまが…お嫁さんをもらうのは…イヤ…」
「えっ?」
「ご、ごめんなさい…」
ウェンビンさんは、とまどい気味の声でミンジュンさんに言うた。
「ミンジュンさん…もしかしてミンジュンさん…」
「そのもしかしてよ…」
「まさか…ヨシタカさまと結婚したいと…」
「うん。」
ミンジュンさんは、ウェンビンさんに対してつらい表情で言うた。
「ミンジュン…知らない内に…ヨシタカさまが…好きに…なったの…だから…ヨシタカさまがお嫁さんをもらうと聞いた時…ミンジュン…ミンジュン…ミンジュン…」
やだ…
ミンジュン…
なにをいよんかしら…
ミンジュンさんは、ウェンビンさんに今の気持ちを伝えた。
「とにかく、ヨシタカさまがお嫁さんをもらうことがイヤなの…外国籍の極爆乳《おおきすぎるおっぱい》の女の子にヨシタカさまを取られると想うと…ミンジュン…ミンジュン…ミンジュン…」
ミンジュンさんは、必死になって今の気持ちをウェンビンさんに伝えたがうまく言えずに苦しんだ。
(ドドドドドドドドド…)
またところ変わって、カナダ滝をのぞむ展望台にて…
ウェンビンさんの話を聞いたたつろうさんは、おどろいた声でウェンビンさんに言うた。
「ええ〜!!ソレホンマにホンマでおますか〜」
「ええ…ミンジュンさんは私にそのように言うてはりました。」
「ミンジュンさん、なんでヨシタカさまのお嫁さんになりたいのでしょうか?」
「さあ、よくわかりませんけど…ミンジュンさんは、ヨシタカさまのお嫁さん選びが本格的に始まった時からようすがおかしかった…ミンジュンさんは、ヨシタカさまがお嫁さんをもらうことがそんなにいかんのかな…と思いました。」
この時、ウェンビンさんの横にいる事務長《じむちょう》はんがポツリと言うた。
「ミンジュンどのは、イワマツの家の床の間に飾ってほしいと思っているのではないか?」
「えっ?イワマツの家の床の間に飾られたい?」
たつろうさんが言うた言葉に対して、ウェンビンさんはつらい声で言うた。
「たぶん、そのとおりだと思います…ミンジュンさんがヨシタカさまと結婚したい理由は…他にもあると思いますが…それ以上のことは…よくわかりません。」
たつろうさんの横にいる宮出さんは、ウェンビンさんにこう言うた。
「ウェンビンどの…うかうかしていたらミンジュンどのを取られちゃうぞ。」
事務長《じむちょう》はんも、ウェンビンさんに『しっかりせぇ』と言うた。
「ウェンビンどの!!ミンジュンどのが好きであれば、気持ちをしっかり持て!!男だったら、ミンジュンどのをしっかりとつなぎとめておけ!!」
ウェンビンさんは、心中で『はぁ〜』とつぶやいた。
困ったなぁ〜
事務長《じむちょう》はんは、ミンジュンさんをしっかりとつなぎとめておけと言うけど…
どうやってつなぎとめろと言うのか…
よく分からない…