乳房星(たらちねぼし)〜再出発版
【幸せのものさし】
A班のメンバーたちとマァマとドナ姐《ねえ》はんは、8月25日から9月10日までの期間はフランス・イタリア方面の各地を回ってお仕事をしていた。
B班のメンバーたちは、カナダプリンスエドワード島でメイン事業の運営と私のオルドビズ作り…
C班のメンバーたちは、プレタポルテ…
D班のメンバーたちは、食の部門…
…の活動にそれぞれ取り組んでいた。
また時は流れて…
9月14日のことであった。
9月11日から15日の間、A班のメンバーたちとマァマとドナ姐《ねえ》はんは松山市でお仕事をしていた。
この期間、私は堀江町の三浦工業《みうらのほんしゃ》でボイラー技士・ボイラー整備士の有資格者を対象とした技工講習がひらかれていた。
私は、ボイラー技士とボイラー整備士のそれぞれ一級の資格を保有しているので、技工講習に出席した。
大番頭《おおばんと》はんたちは、三浦工業《みうらのほんしゃ》の会議室に待機していた。
待機中もお仕事を続けていた。
マァマとドナ姐《ねえ》はんは、大街道にある全日空クラウンプラザホテルの豪華スイートルームでお留守番をしていた。
三浦工業《みうらのほんしゃ》の講習会場にて…
この日(9月14日)は、有資格者技能検定試験前の技工講習が行われていた。
私は、真剣なまなざしで技能講習に取り組んでいた。
時は、夜10時過ぎであった。
ところ変わって、大街道にある全日空クラウンホテルプラザにて…
大番頭《おおばんと》はんたちは各部屋で身体を休めていた。
豪華スイートルームにて…
執務室にいる私は、明日の有資格者技能検定試験に備えて試験勉強をしていた。
16畳の和室にいるマァマとドナ姐《ねえ》はんは、テレビを見ていた。
テレビの画面は、南海放送が映っていた。
この時間は『ダウンタウンDX』が放送されていた。
ドナ姐《ねえ》はんは、おせんべいをバリバリ食べながら大きな口をあけて笑っていた。
(ダウンタウンの浜田雅功さんのしゃべり方がおもろいけん、ドナ姐《ねえ》はんはゲラゲラと笑っていたと思う)
その時であった。
(ピンポーン〜)
「はーい。」
玄関の呼鈴《よびべる》が鳴ったので、子守女さんが応対に出た。
しばらくして、子守女さんがマァマとドナ姐《ねえ》はんに来客ですと伝えた。
「ヨリイさまがお越しになりました〜」
マァマが応対に出た。
しばらくして、ヨリイさんが子守女さんと一緒に広間に入った。
ヨリイさんは、つらい声でマァマに言うた。
「ジナさん。」
「施設長。」
「夜遅くにとつぜんやって来てごめんなさい。」
「いいのよ…遠いところからご足労《そくろう》かけてごめんなさい。」
「(ソファに)座ってもいい?」
「あっ、はい。」
ヨリイさんがソファに座ったあと、子守女さんがお茶のしたくを始めた。
この時、和室からドナ姐《ねえ》はんが『キャハハハハ…』と笑っている声とテレビでダウンタウンの浜田雅功さんがおもろいことをいよる声が聞こえた。
マァマは、ドナ姐《ねえ》はんに『静かにして…』と言うた。
「ドナ!!うちはこれから施設長さんとお話するのよ!!…執務室《となりのへや》にいるよーくんは明日の技能検定試験《しけん》の勉強をしているのよ!!」
「(しょぼんとした声で)ごめんなさ〜い〜」
「テレビ見るのだったら、(スマホの)ワンセグで見てよ!!」
「だって、あれ(ワンセグ)は見づらいもん〜」
ドナ姐《ねえ》はんは、ブツブツ言いながらリモコンでテレビの電源を切った。
その後、ドナ姐《ねえ》はんはソファが置かれている広間に降りたあと、マァマに言うた。
「テレビ切ったわよ…」
「テレビ切ったのね…ちょうどよかったわ…ドナも話に立ち会ってくれる?」
「いいわよ。」
ドナ姐《ねえ》はんは、マァマの横に腰かけた。
その後、子守女さん3人がコーヒーをいれるしたくを始めた。
ひとりの子守女さんは、手回し式のコーヒー豆挽き機で挽いたコーヒーのパウダーをコーヒーカップの上に載せているサイフォンに入れた。
その後、もうひとりの子守女さんが細い管がついてるアルミニウムのポットに入っているお湯をサイフォンにゆっくりと入れた。
その間に、3人目の子守女さんが小さなお皿の上に一六のクルミーユ(洋菓子)2個を包みごと載せたあとテーブルに並べた。
その後、話し合いに入った。
ヨリイさんは、マァマとドナ姐《ねえ》はんに対してゆりこは今も私・イワマツにわびる気持ちがないことを伝えた。
ヨリイさんからことの次第を聞いたマァマは、困った声で言うた。
「ゆりこちゃんは、今もよーくんにわびる気持ちはないのね。」
「ええ。」
「困った子ね。」
「困った子よ。」
ヨリイさんは、マァマとドナ姐《ねえ》はんに対してつらい声で言うた。
「22年前(1995年)の5月6日と10月7日にゆりこちゃんが犯した大きなあやまちについては、うちは今でも怒っているんです…よーくんにきつい暴力をふるっておいてひとこともわびないゆりこちゃんは…だれに似たのかしら…ってつくづく思うのよ…」
ドナ姐《ねえ》はんは、ヨリイさんにこう言うた。
「せやったら、親もとへ帰したらどうかな?」
ヨリイさんは、ものすごくつらい声で言うた。
「できたらそのようにしたいわよ…けれど、家は非常に危険な状態におちいっているから帰すことができんのよ…」
「帰すことができんって…」
「そのような原因を作ったのは、オトンの連れ子よ。」
「なんでオトンの連れ子が悪いのよ?」
「(ややヒステリックな声で)オトンの連れ子が100パー悪いからいよんよ!!」
ヨリイさんはややヒステリックな声で言うたあと、小皿に載っている一六クルミーユの包みを手に取った。
ヨリイさんは、クルミーユの包みをあけながらマァマとドナ姐《ねえ》はんにわけを話した。
「オトンの連れ子は、50代で実業家…奥さまは専業主婦…お子さまは、図体《ずうたい》のでかい男ふたり…それと、奥様のシングルの妹さんとゆりこちゃんの両親が暮らしていたわ…鬼原《おにわら》(玉川町)にある特大豪邸で暮らしていたわ。」
ドナ姐《ねえ》はんは、ヨリイさんにこう言うた。
「図体《ずうたい》のでかい男ふたりは、年齢《なんぼ》よ?」
「上の男の子は22、下の男の子はコーニ…だったかしら…おおきい男の子はふたりとも連れ子のおにいの子だったのよ。」
「父親が違う男の子ね。」
「うん。」
「それで?」
「上の男の子はローニンセー…下の男の子は私立《メートク》の寮で暮らしている…けど、ふたりともものすごく悪い子よ!!」
「ものすごく悪い子…」
「…と言うよりも、サイアクの子と言うた方がいいみたいね…下の子が特に悪いのよ…寮のキヤクを破って通いの生徒の家に遊びに行って…通いの生徒の家で晩ごはんを食べさせてもらう…の悪いことをしていたのよ…他にも、たーんと悪いことしよったし…上の男の子も、ダラダラダラダラとローニンセーを続けているようだからなお悪い子よ…大学ヘ行く気があるのかないのか分からない…オトンの連れ子は、そのことでしょっちゅうイライライライライライライライライライラ…むしゃくしゃしていたら嫁はんの妹に暴力をふるう…なさけないわよ…ゆりこちゃんのオトンもオトンで連れ子を甘やかしていたからなお悪いわよ!!…殴られた嫁はんの妹も、二次元のイケメンに夢中になっていることが原因で嫁のもらいてがない…の問題を抱えているからなお悪いみたいね…」
「そう言う理由があるから、ゆりこちゃんを親もとへ帰すことができんのね。」
「そう言うことよ。」
ヨリイさんは、ゆりことゆりこの親御《おや》たちの悪口をボロクソに言うたあと大きくため息をついた。
マァマは、厳しい声で言うた。
「ゆりこちゃんは困った子ね…よーくんにきつい暴力をふるっておいてひとこともわびないなんて…サイテーだわ!!」
「ジナさんの言うとおりよ…」
ヨリイさんは、ものすごくつらい表情でマァマに言うたあとクルミーユを食べた。
B班のメンバーたちは、カナダプリンスエドワード島でメイン事業の運営と私のオルドビズ作り…
C班のメンバーたちは、プレタポルテ…
D班のメンバーたちは、食の部門…
…の活動にそれぞれ取り組んでいた。
また時は流れて…
9月14日のことであった。
9月11日から15日の間、A班のメンバーたちとマァマとドナ姐《ねえ》はんは松山市でお仕事をしていた。
この期間、私は堀江町の三浦工業《みうらのほんしゃ》でボイラー技士・ボイラー整備士の有資格者を対象とした技工講習がひらかれていた。
私は、ボイラー技士とボイラー整備士のそれぞれ一級の資格を保有しているので、技工講習に出席した。
大番頭《おおばんと》はんたちは、三浦工業《みうらのほんしゃ》の会議室に待機していた。
待機中もお仕事を続けていた。
マァマとドナ姐《ねえ》はんは、大街道にある全日空クラウンプラザホテルの豪華スイートルームでお留守番をしていた。
三浦工業《みうらのほんしゃ》の講習会場にて…
この日(9月14日)は、有資格者技能検定試験前の技工講習が行われていた。
私は、真剣なまなざしで技能講習に取り組んでいた。
時は、夜10時過ぎであった。
ところ変わって、大街道にある全日空クラウンホテルプラザにて…
大番頭《おおばんと》はんたちは各部屋で身体を休めていた。
豪華スイートルームにて…
執務室にいる私は、明日の有資格者技能検定試験に備えて試験勉強をしていた。
16畳の和室にいるマァマとドナ姐《ねえ》はんは、テレビを見ていた。
テレビの画面は、南海放送が映っていた。
この時間は『ダウンタウンDX』が放送されていた。
ドナ姐《ねえ》はんは、おせんべいをバリバリ食べながら大きな口をあけて笑っていた。
(ダウンタウンの浜田雅功さんのしゃべり方がおもろいけん、ドナ姐《ねえ》はんはゲラゲラと笑っていたと思う)
その時であった。
(ピンポーン〜)
「はーい。」
玄関の呼鈴《よびべる》が鳴ったので、子守女さんが応対に出た。
しばらくして、子守女さんがマァマとドナ姐《ねえ》はんに来客ですと伝えた。
「ヨリイさまがお越しになりました〜」
マァマが応対に出た。
しばらくして、ヨリイさんが子守女さんと一緒に広間に入った。
ヨリイさんは、つらい声でマァマに言うた。
「ジナさん。」
「施設長。」
「夜遅くにとつぜんやって来てごめんなさい。」
「いいのよ…遠いところからご足労《そくろう》かけてごめんなさい。」
「(ソファに)座ってもいい?」
「あっ、はい。」
ヨリイさんがソファに座ったあと、子守女さんがお茶のしたくを始めた。
この時、和室からドナ姐《ねえ》はんが『キャハハハハ…』と笑っている声とテレビでダウンタウンの浜田雅功さんがおもろいことをいよる声が聞こえた。
マァマは、ドナ姐《ねえ》はんに『静かにして…』と言うた。
「ドナ!!うちはこれから施設長さんとお話するのよ!!…執務室《となりのへや》にいるよーくんは明日の技能検定試験《しけん》の勉強をしているのよ!!」
「(しょぼんとした声で)ごめんなさ〜い〜」
「テレビ見るのだったら、(スマホの)ワンセグで見てよ!!」
「だって、あれ(ワンセグ)は見づらいもん〜」
ドナ姐《ねえ》はんは、ブツブツ言いながらリモコンでテレビの電源を切った。
その後、ドナ姐《ねえ》はんはソファが置かれている広間に降りたあと、マァマに言うた。
「テレビ切ったわよ…」
「テレビ切ったのね…ちょうどよかったわ…ドナも話に立ち会ってくれる?」
「いいわよ。」
ドナ姐《ねえ》はんは、マァマの横に腰かけた。
その後、子守女さん3人がコーヒーをいれるしたくを始めた。
ひとりの子守女さんは、手回し式のコーヒー豆挽き機で挽いたコーヒーのパウダーをコーヒーカップの上に載せているサイフォンに入れた。
その後、もうひとりの子守女さんが細い管がついてるアルミニウムのポットに入っているお湯をサイフォンにゆっくりと入れた。
その間に、3人目の子守女さんが小さなお皿の上に一六のクルミーユ(洋菓子)2個を包みごと載せたあとテーブルに並べた。
その後、話し合いに入った。
ヨリイさんは、マァマとドナ姐《ねえ》はんに対してゆりこは今も私・イワマツにわびる気持ちがないことを伝えた。
ヨリイさんからことの次第を聞いたマァマは、困った声で言うた。
「ゆりこちゃんは、今もよーくんにわびる気持ちはないのね。」
「ええ。」
「困った子ね。」
「困った子よ。」
ヨリイさんは、マァマとドナ姐《ねえ》はんに対してつらい声で言うた。
「22年前(1995年)の5月6日と10月7日にゆりこちゃんが犯した大きなあやまちについては、うちは今でも怒っているんです…よーくんにきつい暴力をふるっておいてひとこともわびないゆりこちゃんは…だれに似たのかしら…ってつくづく思うのよ…」
ドナ姐《ねえ》はんは、ヨリイさんにこう言うた。
「せやったら、親もとへ帰したらどうかな?」
ヨリイさんは、ものすごくつらい声で言うた。
「できたらそのようにしたいわよ…けれど、家は非常に危険な状態におちいっているから帰すことができんのよ…」
「帰すことができんって…」
「そのような原因を作ったのは、オトンの連れ子よ。」
「なんでオトンの連れ子が悪いのよ?」
「(ややヒステリックな声で)オトンの連れ子が100パー悪いからいよんよ!!」
ヨリイさんはややヒステリックな声で言うたあと、小皿に載っている一六クルミーユの包みを手に取った。
ヨリイさんは、クルミーユの包みをあけながらマァマとドナ姐《ねえ》はんにわけを話した。
「オトンの連れ子は、50代で実業家…奥さまは専業主婦…お子さまは、図体《ずうたい》のでかい男ふたり…それと、奥様のシングルの妹さんとゆりこちゃんの両親が暮らしていたわ…鬼原《おにわら》(玉川町)にある特大豪邸で暮らしていたわ。」
ドナ姐《ねえ》はんは、ヨリイさんにこう言うた。
「図体《ずうたい》のでかい男ふたりは、年齢《なんぼ》よ?」
「上の男の子は22、下の男の子はコーニ…だったかしら…おおきい男の子はふたりとも連れ子のおにいの子だったのよ。」
「父親が違う男の子ね。」
「うん。」
「それで?」
「上の男の子はローニンセー…下の男の子は私立《メートク》の寮で暮らしている…けど、ふたりともものすごく悪い子よ!!」
「ものすごく悪い子…」
「…と言うよりも、サイアクの子と言うた方がいいみたいね…下の子が特に悪いのよ…寮のキヤクを破って通いの生徒の家に遊びに行って…通いの生徒の家で晩ごはんを食べさせてもらう…の悪いことをしていたのよ…他にも、たーんと悪いことしよったし…上の男の子も、ダラダラダラダラとローニンセーを続けているようだからなお悪い子よ…大学ヘ行く気があるのかないのか分からない…オトンの連れ子は、そのことでしょっちゅうイライライライライライライライライライラ…むしゃくしゃしていたら嫁はんの妹に暴力をふるう…なさけないわよ…ゆりこちゃんのオトンもオトンで連れ子を甘やかしていたからなお悪いわよ!!…殴られた嫁はんの妹も、二次元のイケメンに夢中になっていることが原因で嫁のもらいてがない…の問題を抱えているからなお悪いみたいね…」
「そう言う理由があるから、ゆりこちゃんを親もとへ帰すことができんのね。」
「そう言うことよ。」
ヨリイさんは、ゆりことゆりこの親御《おや》たちの悪口をボロクソに言うたあと大きくため息をついた。
マァマは、厳しい声で言うた。
「ゆりこちゃんは困った子ね…よーくんにきつい暴力をふるっておいてひとこともわびないなんて…サイテーだわ!!」
「ジナさんの言うとおりよ…」
ヨリイさんは、ものすごくつらい表情でマァマに言うたあとクルミーユを食べた。