シークレットベビー～初めまして、愛している。記憶喪失からはじまる二度目の結婚生活は三人で～

渚先生とお姉ちゃんは入籍後、病院近くに土地を購入し、注文建築で一軒家を建てた。

二人は私と理沙の為に設計段階で住居スペースを確保。

私と理沙は二階、渚先生とお姉ちゃん、三奈ちゃんは一階に住んでいた。

所謂、二世帯住宅になっている。

私は二人には甘えられないと訴えたが、二人の意思は固くて押し切られた感じで同居していた。

でも、節約してお金を貯めて、いつかは理沙と家を出て自立する準備は水面下で進めていた。


お姉ちゃんには苦労掛けてばかり、お姉ちゃんには自分の幸せを掴んで欲しかった。