シークレットベビー~初めまして、愛している。記憶喪失からはじまる二度目の結婚生活は三人で~
この子は誰の子?
思わぬ事務長からの食事の誘い。
帰宅するなり、お姉ちゃんが私の報告を待ち構えていた。
「事務長に会って、その…事務長に食事に誘われた」
「御幣島さんに??へぇー…あの御幣島さんがパーティーに。彼なら、婚活しなくても、いいと思うけど」
「理沙と三人でって言ってくれてるんだけど。いってもいいかな?」
「行きなさいよ。御幣島さんなら、私達の事情は知ってるし。桑原さんよりも上手くいくわよ」
彼は最初から理解を示している。
「御幣島さんが義理の弟になるのか」
「お姉ちゃん、気が早いわよ!!」
慧斗さんの事を心の端で気に掛けながらも事務長と理沙の三人での食事会に思いを馳せた。
中古物件で欠陥付きの子持ちの私にも渚先生のように理解してくれる男性に巡り合えた事が今は何よりも嬉しかった。
帰宅するなり、お姉ちゃんが私の報告を待ち構えていた。
「事務長に会って、その…事務長に食事に誘われた」
「御幣島さんに??へぇー…あの御幣島さんがパーティーに。彼なら、婚活しなくても、いいと思うけど」
「理沙と三人でって言ってくれてるんだけど。いってもいいかな?」
「行きなさいよ。御幣島さんなら、私達の事情は知ってるし。桑原さんよりも上手くいくわよ」
彼は最初から理解を示している。
「御幣島さんが義理の弟になるのか」
「お姉ちゃん、気が早いわよ!!」
慧斗さんの事を心の端で気に掛けながらも事務長と理沙の三人での食事会に思いを馳せた。
中古物件で欠陥付きの子持ちの私にも渚先生のように理解してくれる男性に巡り合えた事が今は何よりも嬉しかった。