シークレットベビー~初めまして、愛している。記憶喪失からはじまる二度目の結婚生活は三人で~
伊集院先生が回診で私の病室に入って来た。
「伊集院先生」
「彼の事を思い出そうとすると頭痛がするんだな。強いストレスを感じるんだろう」
伊集院先生の診断は強いストレスによる部分的記憶喪失。
「彼は元夫。別に忘れてもいいんじゃないの?」
「それはそうですけど」
「病院の窓口にまで来てたし。所謂、ストーカーだろ?」
「伊集院先生…彼は元妻の私に付き纏っていたんですか?」
「そうだよ。俺も一度助けた」
意識を取り戻した私に優しく接してくれていたけど、彼は私のストーカーだったんだ。
「でも、彼がひき逃げされた君の為に救急車を呼んだ。彼が君の第一発見者だ。ストーカーもたまには世の役に立つんだな」
ストーカーしていた元夫に私は命を救われたって事になる。
「伊集院先生」
「彼の事を思い出そうとすると頭痛がするんだな。強いストレスを感じるんだろう」
伊集院先生の診断は強いストレスによる部分的記憶喪失。
「彼は元夫。別に忘れてもいいんじゃないの?」
「それはそうですけど」
「病院の窓口にまで来てたし。所謂、ストーカーだろ?」
「伊集院先生…彼は元妻の私に付き纏っていたんですか?」
「そうだよ。俺も一度助けた」
意識を取り戻した私に優しく接してくれていたけど、彼は私のストーカーだったんだ。
「でも、彼がひき逃げされた君の為に救急車を呼んだ。彼が君の第一発見者だ。ストーカーもたまには世の役に立つんだな」
ストーカーしていた元夫に私は命を救われたって事になる。