シークレットベビー~初めまして、愛している。記憶喪失からはじまる二度目の結婚生活は三人で~
「しょうこは?」

「ママに訊けば・・・いや、千紗さんに訊けば分かる」

「ちさおばちゃんのことしってるんだ」

「知ってるよ」

「慧斗さんは仕事は?」

「あ…早退した。退院したんだな」

「えぇ」

私達は相馬先生家族と別れ、自宅に帰った。

「お邪魔します。千紗さん」

「慧斗君、久しぶりね」

「ねぇーちさおばちゃん、本当にこの人が私のパパなの?」

理沙はお姉ちゃんに確認した。

「え、あ・・・何?理沙ちゃんの話したの?」

「相馬先生がね…」

「そっか、そうだよ。この人が理沙ちゃんのパパ」

「やっぱりそうなんだ・・・」

半信半疑だった理沙もようやく納得した。



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