シークレットベビー~初めまして、愛している。記憶喪失からはじまる二度目の結婚生活は三人で~
「今日はご馳走様でした」
彼は私の糠漬けが欲しいと言ったので、きゅうりの糠漬けをタッパーに入れて、手土産として渡した。
「糠漬け、ありがとうな」
「いえ」
私は彼を門扉まで見送りに出た。
「あのさ、愛してると言って抱き締めた事、忘れて欲しい」
「えっ?」
「弥紗は御幣島さんと交際してるんだろ?」
「事務長と私が交際??私達はまだ・・・」
「だって、君が…」
「告白はされたけど、返事はまだで…」
「あれは嘘か…そっか」
「私、貴方に事務長と交際してると言ったんですか?それは嘘です」
「じゃ今度は三人で動物園行こうか?理沙ちゃんと約束したんだ」
「理沙ってば、いつの間に…」
疲れて先に眠ってしまった理沙の事も思う。
「お休み、弥紗」
「おやすみなさい、慧斗さん」
彼は私の糠漬けが欲しいと言ったので、きゅうりの糠漬けをタッパーに入れて、手土産として渡した。
「糠漬け、ありがとうな」
「いえ」
私は彼を門扉まで見送りに出た。
「あのさ、愛してると言って抱き締めた事、忘れて欲しい」
「えっ?」
「弥紗は御幣島さんと交際してるんだろ?」
「事務長と私が交際??私達はまだ・・・」
「だって、君が…」
「告白はされたけど、返事はまだで…」
「あれは嘘か…そっか」
「私、貴方に事務長と交際してると言ったんですか?それは嘘です」
「じゃ今度は三人で動物園行こうか?理沙ちゃんと約束したんだ」
「理沙ってば、いつの間に…」
疲れて先に眠ってしまった理沙の事も思う。
「お休み、弥紗」
「おやすみなさい、慧斗さん」