シークレットベビー~初めまして、愛している。記憶喪失からはじまる二度目の結婚生活は三人で~
私は病院のエントランスの外まで彼を見送った。
踵を返すと事務長が立っていた。
「設楽弁護士との話は終わったようだな」
「はい」
私は未だに事務長の告白に返事をしていなかった。
慧斗さんと理沙を引き合わせ、今度は三人で動物園に行く約束を交わした。
私は事務長と一緒に院内へと戻る。
「あの、事務長…」
「桑原さんに理沙ちゃんを会わせたんだろ?」
事務長の方から私に話し掛けて来た。
「はい、今度三人で動物園に行きます」
「俺の告白の事、気にしてる?あれはなかった事にしてもいいよ。理沙ちゃんには本物のパパの方がいいに決まっているからな」
「事務長・・・!?」
「君だってそうだろ?」
「私は…」
私は言葉に詰まった。
踵を返すと事務長が立っていた。
「設楽弁護士との話は終わったようだな」
「はい」
私は未だに事務長の告白に返事をしていなかった。
慧斗さんと理沙を引き合わせ、今度は三人で動物園に行く約束を交わした。
私は事務長と一緒に院内へと戻る。
「あの、事務長…」
「桑原さんに理沙ちゃんを会わせたんだろ?」
事務長の方から私に話し掛けて来た。
「はい、今度三人で動物園に行きます」
「俺の告白の事、気にしてる?あれはなかった事にしてもいいよ。理沙ちゃんには本物のパパの方がいいに決まっているからな」
「事務長・・・!?」
「君だってそうだろ?」
「私は…」
私は言葉に詰まった。