笑って。
笑って。
僕と君は、小さな頃から友達だった。

物心ついたときから、いつも一緒に遊んでて、僕が1番仲がいいのが君で、君も同じだと思っていた。

でも、いつからだろうか。

君の周りにはどんどん人が増えていって、僕と君は全然遊ばなくなった。

でも僕は君のことが大好きだったから、見かける度に話しかけに行ったり、一緒に帰ろうと誘ったりした。

君は、そんな僕に、いつも迷惑そうな顔を返していた。

あぁ、僕は大好きな君にこんな顔をさせているのか…。僕は…君に笑ってほしいだけなのに。
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