苦手な彼は私の王子様
「そういえば恋君って喧嘩とかするの?

たまに顔に絆創膏貼ってるじゃん」

いきなりで俺は動揺する。

「喧嘩ってかまーたまに揉めるくらい?」

「あんまり良くないよ!副委員長なんだし!これからは大人しくしなきゃね笑」

「おっおう。俺のことはいいからお前こそ早く退院しろよな。だりー仕事したくねーし」

「へへ。ごめんね。なかなか今回はね笑私も2日位で行けるかと思ったら先生に止められちゃってさ。病院ってつまらないし。怖いじゃん?早く出たいんだけどさ」

ちょっとだけ複雑そうな表情をする委員長はなんだか少し辛そうだった。

「治ったらお詫びになんかご馳走するよ!もう少しだけお願い。ね??」

うるうるした目で俺を見てくる委員長になんだか胸のざわめきが収まらなかった。
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