苦手な彼は私の王子様
「苦しかった?」

恋が私を見ながら尋ねてきた。

私は小さく頷く。

「可愛すぎんだけど。なぁ俺の事好きか?」

真剣な眼差しを向けられてしまい思わず逸らしてしまう。

好きかなんて、好きに決まってる。

そうじゃなきゃこんなに、、、

「苦しいよ。好きすぎておかしくなりそうで。私ばっかり」

私は必死で訴えた。

「泣かせてごめん。ほんとにごめん」

私は首を横に振る。

「今日サプライズしてくれたのに雰囲気悪くしてごめん。少し保健室で休むから帰って」

最後の私の強がり。

「お前置いて帰るわけねぇ。俺はずっとずっと愛が好きだった。」

嘘でしょ?私はびっくりして恋の方に顔を向ける

恋は少し頬を赤くして私の方をじっと見る
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