苦手な彼は私の王子様
不思議と胸がザワザワしたがそのまま教室に向かう。

教室には座席表が貼られていた。

「私の席は...。げっ...。」

なんとそこには目を疑いたくなる光景が。

なんと私の隣の席はその咲坂恋って子だったのだ。

「愛おつかれ笑私は窓際」

「鈴のばか。」

あー。終わった。私の学生生活がそもそも誰って話なんだけどさ。

怖い人とか無理無理。

「おい。そこ俺の席。」

声のする方に視線をむける。

「げっ。だれですか?」

若干声が小さくなってしまった。なぜなら目の前には噂のやつがいたから。

「俺が聞きたいんだけど。あんた誰?」

「えっあっ。隣の席のものです。ごめんなさい」
< 4 / 43 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop