苦手な彼は私の王子様
「まって。それはいや。無理無理。」

「だろ?先生に抗議行くぞ。」

私達が悪いのはわかってたけどとにかくそんな面倒な仕事を引き受けるわけには。

「先生。私が学級委員とか絶対無理!」

「そうだよ。俺だって嫌だね。だるいし。」

2人で文句を言うことにした。

「そもそもお前ら2人はいつもそうだ。服装も乱れ、授業態度も最悪、これを気に似た者同士仲良くやってみたらいいだろ。」

何言ってるんだ担任よ。そもそもこいつとやるのが嫌なの。

「先生とにかく無理なもんは無理なんです!」

「今回のお前らの反論は一切聞きません。」

呆気なく黙らされ仕方なく引き受けることになった。

「なぁ。お前毎日学校きてんの?」

「あっ。私?そりゃさすがに」

「俺サボり魔だからお前委員長な。俺副」
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