苦手な彼は私の王子様
いやおかしすぎるでしょ。
私は、委員長もやりたくないし、勝手な理由で決められるのも無理なわけだし。

「本当に嫌です。あなたがやってください」

「そんなだりーもん引き受けることなんか出来ねーよ。んじゃ俺帰るわ。よろしく委員長」

もー終わったんだ。不登校にでもなりたい

「恋くん一緒に帰ろーよ。」

遠くに行った彼の横には女の子が数人甘い声で近寄っていくのが見えた。

「なんなのあいつ。」

仕方なく今日はもう帰るか。

「ブーブーブーブー」

ポッケットにしまっていたケータイが鳴り響く。

見たことない番号だ

「もしもし。」

「おう。愛元気か?電話番号変えたんだけどさ」
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