一期一会。−2−
“王蝶”の毒舌っぷりが想像を超えてえぐい。
彩羽と本当に同一人物なのか?
人格を疑うぞ。
「…ま、由宇くらい強いならいいけど。
互角かもしれないし」
さらっと言った“王蝶”に、俺は目を見開く。
…彩羽だ。
はっきりと、由宇と口にしたことで有功が反応する。
「由宇…っ!どういうことですか!」
ズイッと迫ってくる有功こ目は血走っている。
嫉妬かよ…、怖。
どういうことも何も。
出会って好きになった女が、“王蝶”だったっていう話。
説明のしようもなく、頭をかいていたら、
“王蝶”はヒラリとパーカーを翻して、俺の近くに立つ。
その動きは、蝶に似ていた。
詰め寄ってきていた有功は、固まる。
“王蝶”は、俺と有功を見比べて言う。
「由宇は、この人と友達?」
『…あぁ、赤城のナンバー2だよ』
「へぇ」
男の声の彩羽と話すなんて不思議な感覚だ。
彩羽と本当に同一人物なのか?
人格を疑うぞ。
「…ま、由宇くらい強いならいいけど。
互角かもしれないし」
さらっと言った“王蝶”に、俺は目を見開く。
…彩羽だ。
はっきりと、由宇と口にしたことで有功が反応する。
「由宇…っ!どういうことですか!」
ズイッと迫ってくる有功こ目は血走っている。
嫉妬かよ…、怖。
どういうことも何も。
出会って好きになった女が、“王蝶”だったっていう話。
説明のしようもなく、頭をかいていたら、
“王蝶”はヒラリとパーカーを翻して、俺の近くに立つ。
その動きは、蝶に似ていた。
詰め寄ってきていた有功は、固まる。
“王蝶”は、俺と有功を見比べて言う。
「由宇は、この人と友達?」
『…あぁ、赤城のナンバー2だよ』
「へぇ」
男の声の彩羽と話すなんて不思議な感覚だ。