一期一会。−2−
さっすが、由宇…分かってるじゃん。
なんて、上から目線の褒め言葉。
夜の姿だと、役柄で偉そうになっちゃう。
二人で話していたら、怪訝な顔の有功こと“響香”。
(※“響香”だと分かりにくいので描写では有功と書きます)
知り合いかと聞かれて、頷く。
私達友達だもんね!
「初めましてって言っていましたよね?」
『君とはそうだけど、由宇とはまた別の意味でそうなの』
「…?どういうことですか?」
よく分からなくて良いんだよ。
「…何にせよ、うらやましいです」
ジェラシーぎっとぎとで由宇を睨む有功。
この人、敬語で話すの癖なのかな?
私より年上に見える彼は、失礼の極みである私にすら敬っている。
むしろ、私に対しては、人の数倍の敬意払ってない??
もっと舐めてくれて良いんだよ?
そんなに私に…“王蝶”に憧れてんの?
嬉しいような…でもなんか素直に喜べない。
あくまで、この姿は仮初だしな。
なんて、上から目線の褒め言葉。
夜の姿だと、役柄で偉そうになっちゃう。
二人で話していたら、怪訝な顔の有功こと“響香”。
(※“響香”だと分かりにくいので描写では有功と書きます)
知り合いかと聞かれて、頷く。
私達友達だもんね!
「初めましてって言っていましたよね?」
『君とはそうだけど、由宇とはまた別の意味でそうなの』
「…?どういうことですか?」
よく分からなくて良いんだよ。
「…何にせよ、うらやましいです」
ジェラシーぎっとぎとで由宇を睨む有功。
この人、敬語で話すの癖なのかな?
私より年上に見える彼は、失礼の極みである私にすら敬っている。
むしろ、私に対しては、人の数倍の敬意払ってない??
もっと舐めてくれて良いんだよ?
そんなに私に…“王蝶”に憧れてんの?
嬉しいような…でもなんか素直に喜べない。
あくまで、この姿は仮初だしな。