一期一会。−2−
「“王蝶”は皆のもんだから。
そうがっつくと他のメンバーに殺されるぞ」
由宇は、有功を止めてんのか止めてないのか、変な忠告をする。
「えっ」
皆のものって何!?
私は公共物じゃないんだぞ!?
酷い扱い方に、心の中で突っ込む。
しかし、由宇の忠告に有功は、顔を青くしていた。
効果バッチリだね。
「…ま、まさか、他の3校も“王蝶”様を
狙ってるんですか?」
「…まぁ、ウグイスがどうかは知らねぇけど、そうなるな」
「…競争率エグすぎません?」
…何話してるのかは分かんないけど、とにかく有功の勢いが落ち着いたことに安心。
グイグイ来られると引くタイプなんですよね。
しばらく、赤城トップ2の会話が続いた。
終わったか、と思ったのも束の間。
至近距離にいた由宇が、私の頭を撫でで言った。
「俺からしたら、誰を好きでも関係ねぇけどな」
『…はい??』
そうがっつくと他のメンバーに殺されるぞ」
由宇は、有功を止めてんのか止めてないのか、変な忠告をする。
「えっ」
皆のものって何!?
私は公共物じゃないんだぞ!?
酷い扱い方に、心の中で突っ込む。
しかし、由宇の忠告に有功は、顔を青くしていた。
効果バッチリだね。
「…ま、まさか、他の3校も“王蝶”様を
狙ってるんですか?」
「…まぁ、ウグイスがどうかは知らねぇけど、そうなるな」
「…競争率エグすぎません?」
…何話してるのかは分かんないけど、とにかく有功の勢いが落ち着いたことに安心。
グイグイ来られると引くタイプなんですよね。
しばらく、赤城トップ2の会話が続いた。
終わったか、と思ったのも束の間。
至近距離にいた由宇が、私の頭を撫でで言った。
「俺からしたら、誰を好きでも関係ねぇけどな」
『…はい??』