一期一会。−2−
まぁ、誤魔化せばいいか!

短絡的思考で結論づけた。

『じゃ、ドルチェで会おうね!』

「おう」

ソウ君に会えるだけで最高に嬉しい。

電話を切った後、速攻で着替えた。




『ソウ君っ!』

店の前にて、一人立っていたソウ君に、正面から思いっきりタックル。

「そんな慌てなくても逃げねぇよ」

ソウ君は、苦笑しながらも私を抱きしめ返してくれた。

だって、面と向かって会うの超久しぶりなんだもん!

ソウ君からは、爽やかなオレンジの香り。

新しいコロン買ったのかな?良い香り。

「中、入るか」

『うん!』

私の満足&ワクワクゲージは満たん。

大変満たされました。

軽くフィーバー状態、なんてね。

身体を離して、カフェへと入る。

カランコロン、とベルの音が快い。



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