一期一会。−2−
しかし、僕は授業の準備なんてそっちのけで、言いたいことを言ってやることにした。
涼しい顔をして、窓の外に目を戻しているソイツにがなる。
『葵の馬鹿っ!
悪魔っっ!
人でなしぃいい!』
煩かろうが言わせてもらう。
ちょっとからかったくらいでキレるとか、どんだけあやにべた惚れてるわけ!
葵の頭はあや以外を何だと思ってんの?!
涙目で睨みつけながら一方的に騒ぐ僕を、葵は変わらず無視し続けた。
面倒くさそうにしてるのバレバレなんだけど……?
「(……だる)」
そんな心の声が聞こえてくるような、来ないような。
本鈴が鳴っても絡みまくったため、それから暫く葵に口を利いてもらえなかったというのが後話。
ー…僕らは何だかんだこうやって日々を過ごしている。
涼しい顔をして、窓の外に目を戻しているソイツにがなる。
『葵の馬鹿っ!
悪魔っっ!
人でなしぃいい!』
煩かろうが言わせてもらう。
ちょっとからかったくらいでキレるとか、どんだけあやにべた惚れてるわけ!
葵の頭はあや以外を何だと思ってんの?!
涙目で睨みつけながら一方的に騒ぐ僕を、葵は変わらず無視し続けた。
面倒くさそうにしてるのバレバレなんだけど……?
「(……だる)」
そんな心の声が聞こえてくるような、来ないような。
本鈴が鳴っても絡みまくったため、それから暫く葵に口を利いてもらえなかったというのが後話。
ー…僕らは何だかんだこうやって日々を過ごしている。