一期一会。−2−
「…本気でキモいから。
ストーカー行為とか、ほんと人としてどうかしてるだろ…。
彩羽に言わないだけ感謝してくれ」
ズバッと切れ味の良い言葉が刺さる。
『す、ストーカー!?』
ガチで引いてる由宇に、動揺しかけた。
そのつもりはなかったけれど、言われてみれば当てはまらなくもない。
もしかして犯罪なのか…?と逡巡した。
…ん?でも彩羽様にバレなければ特に支障はないはず。
それに、この人もこちらへ引きずり込んでしまえば解決では?
愛の種類は違えど、彩羽様を好きな者同士、協力すればいい。
そうと決まれば、とにっこり笑みを浮かべて切り出した。
『由宇にも一枚差し上げますから、このことはどうか内密にお願いします』
揉み消すに尽きる。
由宇はわかりやすく顔をゆがめた。
「…チッ、腹黒野郎」
ほら、断れない。
これで共犯確定だ。
この日から、由宇とは彩羽様好き同盟が成立した。
ストーカー行為とか、ほんと人としてどうかしてるだろ…。
彩羽に言わないだけ感謝してくれ」
ズバッと切れ味の良い言葉が刺さる。
『す、ストーカー!?』
ガチで引いてる由宇に、動揺しかけた。
そのつもりはなかったけれど、言われてみれば当てはまらなくもない。
もしかして犯罪なのか…?と逡巡した。
…ん?でも彩羽様にバレなければ特に支障はないはず。
それに、この人もこちらへ引きずり込んでしまえば解決では?
愛の種類は違えど、彩羽様を好きな者同士、協力すればいい。
そうと決まれば、とにっこり笑みを浮かべて切り出した。
『由宇にも一枚差し上げますから、このことはどうか内密にお願いします』
揉み消すに尽きる。
由宇はわかりやすく顔をゆがめた。
「…チッ、腹黒野郎」
ほら、断れない。
これで共犯確定だ。
この日から、由宇とは彩羽様好き同盟が成立した。