一期一会。−2−
『……何、それ』
お嬢様って感じだった桜ヵ谷さんは、
嘘みたいに変わっていた。
スカートではなく、ズボンだし、執事寄りの格好だ。
あ、やはたん…何?
とりあえず不味いことが起きたのだけは
分かった。
それ以外さっぱり訳がわからん!
困惑中の私に、桜ヵ谷さんは終始笑顔。
「簡単に説明致しますと、ファンクラブ
みたいなものです」
スパッととんでもないことを言い出す。
ファンクラブ…っ!?
え、あの漫画とかに出てくるアレ?
美形王子様を皆で見守ったり、近付く女を
威嚇したりする、あのファンクラブ!?
私、男でもなければ、美形王子様でも
ないんですけれども!?
クラブ会員?が女子だけなのが解せない。
いや、男でも困るけど…。
これは、誰に得があるんですか!
誰得なわけ!?
そもそも、私に利益ないと思う…!
ビシッと列を崩さない女子達をチラッと
見る。
『…ちなみに、この花道は…?』
お嬢様って感じだった桜ヵ谷さんは、
嘘みたいに変わっていた。
スカートではなく、ズボンだし、執事寄りの格好だ。
あ、やはたん…何?
とりあえず不味いことが起きたのだけは
分かった。
それ以外さっぱり訳がわからん!
困惑中の私に、桜ヵ谷さんは終始笑顔。
「簡単に説明致しますと、ファンクラブ
みたいなものです」
スパッととんでもないことを言い出す。
ファンクラブ…っ!?
え、あの漫画とかに出てくるアレ?
美形王子様を皆で見守ったり、近付く女を
威嚇したりする、あのファンクラブ!?
私、男でもなければ、美形王子様でも
ないんですけれども!?
クラブ会員?が女子だけなのが解せない。
いや、男でも困るけど…。
これは、誰に得があるんですか!
誰得なわけ!?
そもそも、私に利益ないと思う…!
ビシッと列を崩さない女子達をチラッと
見る。
『…ちなみに、この花道は…?』