一期一会。−2−
ー「アンタのことなんて、アウトオブ眼中
なのよ」
毒舌が凄くて、割と心に刺さった。
眼中にもないとか…言いすぎだろ。
まぁ、疑う心は一瞬でなくなったけど。
組の若頭に媚びを売るどころか、そこまで啖呵切る奴はこれまでにいなかった。
じゃあ、何で俺を知ってるんだ、と
途方に暮れていたら彩羽は、指を立たて
しっかりと答えた。
彩羽は、入学式で代りに式辞を読んだ
らしい。
てことは、二番なのか…コイツ。
頼人も、俺に負けてないくらい成績が
好かったはずだけど、彩羽のほうが
上だったか。
目立つのは嫌らしく、顔を顰めていた。
…でも、その顔は何にしたって
目立つだろうな。
俺は組の若頭でもあるし、目立つのも
当たり前で暮らしていたけど、
コイツみたいな一般人の美少女は
嫌なのか、と思って密かに驚いていた。
なのよ」
毒舌が凄くて、割と心に刺さった。
眼中にもないとか…言いすぎだろ。
まぁ、疑う心は一瞬でなくなったけど。
組の若頭に媚びを売るどころか、そこまで啖呵切る奴はこれまでにいなかった。
じゃあ、何で俺を知ってるんだ、と
途方に暮れていたら彩羽は、指を立たて
しっかりと答えた。
彩羽は、入学式で代りに式辞を読んだ
らしい。
てことは、二番なのか…コイツ。
頼人も、俺に負けてないくらい成績が
好かったはずだけど、彩羽のほうが
上だったか。
目立つのは嫌らしく、顔を顰めていた。
…でも、その顔は何にしたって
目立つだろうな。
俺は組の若頭でもあるし、目立つのも
当たり前で暮らしていたけど、
コイツみたいな一般人の美少女は
嫌なのか、と思って密かに驚いていた。