一期一会。−2−
3人の追及を無視したら、立ち上がって
囲まれた。

え、何?怖っ!!
 
「誰に告られたの?ちょっと殺ってくる」

「俺は彩羽の友達を知りたいな」

「名前教えろ、殺す」

『殺さないで!?』

何で皆、殺害予告するの!?

和に死なれたら私の在学理由がパーだよ!

頼人は、私の癒やしだから駄目!

目が怖すぎる…サイコパス揃いか!

「この前一緒にいた奴じゃないよね?」

「この前…って、入学式?」

時雨が思い出したように呟き、葵が
サッと聞き返していて。

記憶力良すぎだろ!

私はそれを聞いた瞬間に、頼人とのことを
脳内再生してしまった。

ー「…そんなになって欲しいなら。
 
 ちゃんと俺のことを好きになってよ」

うぁああ!!(※悶えてる)

色気たっぷりの王子様スマイル!

思わず細部まで浮かばせてしまい、
顔を両手で覆い、ジタバタ。

無理無理無理、あれはヤバかったぁ!

今になって、キュン死しかけるんだけど!

 

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