一期一会。−2−
5【高熱にさらされて・後編】
葵が風邪を引いた、と聞いて、真面目に
心配した。
メッセージを送っても、返事は一言。
葵と時雨が道を違えた時以降、葵は一人暮らしをしながら、青火高校へ通っているらしい。
…大丈夫かなぁ、熱高いって。
心配して、ドルチェ内でもソワソワして
いたら、見兼ねた皆からお見舞いを提案
された。
それぞれ持ってきてたらしいスポドリや
ゼリーやらの大きな袋を持たされて、
葵の家を調べる。
従兄弟のソウ君なら知ってるかな。
スマホをイジって、某メッセージアプリで
聞いたら、即レスされた。
忙しいの?暇なの?
《狼には気を付けろよ。場所はー…》
何、狼って?と思いつつ、ありがとう、と
返した。
マップのアプリを開いて、情報を打ち込む。
葵…サプライズ、喜ぶかな。
葵のことだから、うつしたくなくて
“帰れ”とか言うんだろうなぁ。
と、考えながらナビ通り歩く。
着いた先は、何やら高級感満載のマンション。
おぉ、見上げられる…。
心配した。
メッセージを送っても、返事は一言。
葵と時雨が道を違えた時以降、葵は一人暮らしをしながら、青火高校へ通っているらしい。
…大丈夫かなぁ、熱高いって。
心配して、ドルチェ内でもソワソワして
いたら、見兼ねた皆からお見舞いを提案
された。
それぞれ持ってきてたらしいスポドリや
ゼリーやらの大きな袋を持たされて、
葵の家を調べる。
従兄弟のソウ君なら知ってるかな。
スマホをイジって、某メッセージアプリで
聞いたら、即レスされた。
忙しいの?暇なの?
《狼には気を付けろよ。場所はー…》
何、狼って?と思いつつ、ありがとう、と
返した。
マップのアプリを開いて、情報を打ち込む。
葵…サプライズ、喜ぶかな。
葵のことだから、うつしたくなくて
“帰れ”とか言うんだろうなぁ。
と、考えながらナビ通り歩く。
着いた先は、何やら高級感満載のマンション。
おぉ、見上げられる…。