一期一会。−2−
「楽しかったね」
『…うん』
あのフリルの服さえなければね…、と内心恨み言を呟く。
ニコニコ笑ってる時雨の目は、心から楽しそうに輝いていたため、文句を言わずに大人しく頷いた。
今は、何も余計なことは言うまい。
時雨の意地悪さはどうにかしてほしいけれど、頼りになる存在だと思う。
何だかんだ服のことも選んでもらったし、挙げ句に買ってもらって。
何か、時雨の彼女ってこんなに甘やかされちゃうんだ、と実感した。
大胆ではあるけど、はっきりした性格の
時雨といると、取り繕わなくて良いから落ち着く。
歩きながら、時雨は唐突に「クレープ食べたい」と言い出して、近くにあったスイーツショップに目をつけた。
甘い香りが鼻を通り抜けていく。
ん、シュガーバターの良い香り。
「クレープ2つください」
行動力が凄い時雨は、早速話しかけに行っていた。
女性の店員さんは、キラキラスマイルを浮かべる時雨に赤面していた。
まぁ、初見はそんな感じにもなるよね。
…って、2つ?
『…うん』
あのフリルの服さえなければね…、と内心恨み言を呟く。
ニコニコ笑ってる時雨の目は、心から楽しそうに輝いていたため、文句を言わずに大人しく頷いた。
今は、何も余計なことは言うまい。
時雨の意地悪さはどうにかしてほしいけれど、頼りになる存在だと思う。
何だかんだ服のことも選んでもらったし、挙げ句に買ってもらって。
何か、時雨の彼女ってこんなに甘やかされちゃうんだ、と実感した。
大胆ではあるけど、はっきりした性格の
時雨といると、取り繕わなくて良いから落ち着く。
歩きながら、時雨は唐突に「クレープ食べたい」と言い出して、近くにあったスイーツショップに目をつけた。
甘い香りが鼻を通り抜けていく。
ん、シュガーバターの良い香り。
「クレープ2つください」
行動力が凄い時雨は、早速話しかけに行っていた。
女性の店員さんは、キラキラスマイルを浮かべる時雨に赤面していた。
まぁ、初見はそんな感じにもなるよね。
…って、2つ?