干物のミカタ ~副社長! 今日から私はあなたの味方です!~
「あ、東さん……助けて……」
その後ろからは、滝山が山積みになった本を抱えプルプルと震えていた。
美琴は慌てて立ち上がり、滝山から本を受け取る。
東は山積みの本の中から、何冊かをテーブルの上に並べた。
「いや、書庫で色々探してたんだけどさ、コレ見つけて!」
東が一冊のムック本を広げ指を差した。
美琴と副社長は、その不思議なデザインに身を乗り出して覗き込む。
「え?! 何ですかこれ?」
「コウモリランなんだよ!」
東は、ふふんと鼻を高くした。
「何かのオブジェみたいだな……」
副社長も目を丸くしている。
「こ、こうやって板に張り付けて、絵画みたいに壁に飾る方法が流行ってるみたいなんです」
滝山が、慌てていくつか他のページも開き指を差す。
それはまるでシカの頭の壁掛けの様に、額縁からニョキッと角を出したような形のコウモリランの細長い葉が下に垂れ下がる、印象的なものだった。
その後ろからは、滝山が山積みになった本を抱えプルプルと震えていた。
美琴は慌てて立ち上がり、滝山から本を受け取る。
東は山積みの本の中から、何冊かをテーブルの上に並べた。
「いや、書庫で色々探してたんだけどさ、コレ見つけて!」
東が一冊のムック本を広げ指を差した。
美琴と副社長は、その不思議なデザインに身を乗り出して覗き込む。
「え?! 何ですかこれ?」
「コウモリランなんだよ!」
東は、ふふんと鼻を高くした。
「何かのオブジェみたいだな……」
副社長も目を丸くしている。
「こ、こうやって板に張り付けて、絵画みたいに壁に飾る方法が流行ってるみたいなんです」
滝山が、慌てていくつか他のページも開き指を差す。
それはまるでシカの頭の壁掛けの様に、額縁からニョキッと角を出したような形のコウモリランの細長い葉が下に垂れ下がる、印象的なものだった。