干物のミカタ ~副社長! 今日から私はあなたの味方です!~
「あっ! 干物ちゃんとコミュ…えっと、滝山くん」
明るい声が聞こえ顔を上げると、メンテナンス部で一緒に仕事をしていた女性社員が笑顔で近づいて来た。
「副社長のプロジェクトはどう?」
「まあまあかな……」
大して親しいわけでもない彼女に、美琴は適当に相槌をうつ。
「そっかぁ。あのね、私、転職することになって今月末で退職するの! お世話になりました」
笑顔でペコっとお辞儀する姿に、つられて頭を下げた。
「そうだったんだ。お疲れ様です。転職って……?」
美琴が言いかけた時、別の女性社員が後ろからそっと顔を覗かせる。
「この子。引き抜きされたんだよー」
「ちょ、ちょっと! 内緒だって言ったでしょ……」
「いいんじゃない? この二人なら」
二人の会話に美琴は思わず滝山と顔を見合わせた。
「あの……引き抜きって?」
明るい声が聞こえ顔を上げると、メンテナンス部で一緒に仕事をしていた女性社員が笑顔で近づいて来た。
「副社長のプロジェクトはどう?」
「まあまあかな……」
大して親しいわけでもない彼女に、美琴は適当に相槌をうつ。
「そっかぁ。あのね、私、転職することになって今月末で退職するの! お世話になりました」
笑顔でペコっとお辞儀する姿に、つられて頭を下げた。
「そうだったんだ。お疲れ様です。転職って……?」
美琴が言いかけた時、別の女性社員が後ろからそっと顔を覗かせる。
「この子。引き抜きされたんだよー」
「ちょ、ちょっと! 内緒だって言ったでしょ……」
「いいんじゃない? この二人なら」
二人の会話に美琴は思わず滝山と顔を見合わせた。
「あの……引き抜きって?」