干物のミカタ ~副社長! 今日から私はあなたの味方です!~
展示会は三日間何事もなく順調に進み、美琴たちのブースにも様々な企業が足を運んでくれた。
カウンターで東や滝山が資料配りと簡単な説明をし、興味がある企業には商談スペースで詳しく話をする。
美琴は商談スペースで副社長の隣に座り、営業のサポートを行った。
「いくつか見積もりの依頼も取れましたね!」
一旦客足が引き、美琴は名簿を見ながら副社長に笑いかける。
「はい。友野さんの営業もなかなか板についてきましたし」
「それ! どういう意味ですか?!」
「強引一筋だったのが、少しだけ柔軟になったって事です」
「少しだけって、もう!」
美琴は軽くグーの手を上げて、副社長を小突く真似をする。
副社長はわざと両手を振って降参のポーズを見せた。
「はいはい! そこじゃれ合わない!」
すぐさま東の厳しい声が飛んでくる。
「怒られた……!」
二人は顔を見合わせて、ふふふと下を向いて笑った。
カウンターで東や滝山が資料配りと簡単な説明をし、興味がある企業には商談スペースで詳しく話をする。
美琴は商談スペースで副社長の隣に座り、営業のサポートを行った。
「いくつか見積もりの依頼も取れましたね!」
一旦客足が引き、美琴は名簿を見ながら副社長に笑いかける。
「はい。友野さんの営業もなかなか板についてきましたし」
「それ! どういう意味ですか?!」
「強引一筋だったのが、少しだけ柔軟になったって事です」
「少しだけって、もう!」
美琴は軽くグーの手を上げて、副社長を小突く真似をする。
副社長はわざと両手を振って降参のポーズを見せた。
「はいはい! そこじゃれ合わない!」
すぐさま東の厳しい声が飛んでくる。
「怒られた……!」
二人は顔を見合わせて、ふふふと下を向いて笑った。