干物のミカタ ~副社長! 今日から私はあなたの味方です!~
「は?!」
最初に東の小さい声が聞こえ、副社長は無言で美琴を見上げたまま動かなかった。
「水上さん……? なんで……?」
美琴は動揺して、うまく言葉が見つからない。
あの渓谷で出会った人が、もしかしたら憧れのSNSの人かも知れない人が、自分たちの会社を乗っ取ろうとしているライバル会社の副社長だった?
動揺して固まる美琴の様子に、雅也は少し苦笑いを浮かべながら副社長と東に目線を移した。
「俊介に健太も久しぶり。元気そうだね」
「相変わらず派手な登場なこって。それにしてもお前、よく笑って俺たちの前に出て来られるな……こっちが何も知らないと思ってんだろ」
東が食ってかからんばかりに低い声を出す。
「健太、やめろ」
副社長がそれを手で制し、雅也を振り返った。
最初に東の小さい声が聞こえ、副社長は無言で美琴を見上げたまま動かなかった。
「水上さん……? なんで……?」
美琴は動揺して、うまく言葉が見つからない。
あの渓谷で出会った人が、もしかしたら憧れのSNSの人かも知れない人が、自分たちの会社を乗っ取ろうとしているライバル会社の副社長だった?
動揺して固まる美琴の様子に、雅也は少し苦笑いを浮かべながら副社長と東に目線を移した。
「俊介に健太も久しぶり。元気そうだね」
「相変わらず派手な登場なこって。それにしてもお前、よく笑って俺たちの前に出て来られるな……こっちが何も知らないと思ってんだろ」
東が食ってかからんばかりに低い声を出す。
「健太、やめろ」
副社長がそれを手で制し、雅也を振り返った。