干物のミカタ ~副社長! 今日から私はあなたの味方です!~
「そのかわりに、この二名に加えて、私もプロジェクトに入ります」
「は? 部長、自らですか?」
「ええ」
俊介は部長の真意を探るかのように、目を細めてしばらく沈黙していた。
「……そう、つまり」
俊介は、ゆっくりと口を開く。
「つまり……あなたが監視係ってことだ。僕の……」
俊介は腕を組むと、ソファの背もたれに寄りかかった。
「まぁ、そういう事になりますね」
部長は俊介を見つめたまま、口元だけほほ笑ませる。
部長が退席し一人きりになった室内で、俊介はもう一度プロジェクトメンバーのリストを手に取り、0じっくりと目を通した。
「二人とも入社三年目のまだ若手……。特に優秀でもなく、目立った特技なし、か。こりゃ大荒れだ……」
ポンと机の上に投げ出された、リストの一枚目には、大きく美琴の名前が書いてあった。
「は? 部長、自らですか?」
「ええ」
俊介は部長の真意を探るかのように、目を細めてしばらく沈黙していた。
「……そう、つまり」
俊介は、ゆっくりと口を開く。
「つまり……あなたが監視係ってことだ。僕の……」
俊介は腕を組むと、ソファの背もたれに寄りかかった。
「まぁ、そういう事になりますね」
部長は俊介を見つめたまま、口元だけほほ笑ませる。
部長が退席し一人きりになった室内で、俊介はもう一度プロジェクトメンバーのリストを手に取り、0じっくりと目を通した。
「二人とも入社三年目のまだ若手……。特に優秀でもなく、目立った特技なし、か。こりゃ大荒れだ……」
ポンと机の上に投げ出された、リストの一枚目には、大きく美琴の名前が書いてあった。