干物のミカタ ~副社長! 今日から私はあなたの味方です!~
「おっはようございまーす!」
美琴は元気よく、副社長室の扉を開けた。
室内には誰もおらず、ホワイトボードには部長と滝山からのメモ書きが残してあった。
美琴はそれを確認しながらパソコンの電源を入れると、ふと壁のカレンダーに目を止める。
もうプレゼンまでの時間は限られていた。
できるだけデザイン案を早く作成するためにも、今日からは資料集めに忙しくなるだろう。
すでに滝山は、朝から書庫にこもっているようだった。
――私も、必死で頑張るぞ!
美琴は頭のポンポンを、キュッといつも以上に力強く結び直す。
その時、入り口の扉がゆっくりと開き、東がそっと顔を覗かせた。
いつもと違う東の様子に、挨拶をしながら美琴は首を傾げる。
「あ……あぁ。美琴ちゃんおはよう……」
東は美琴の様子をしばらくし見てから、のそのそと気まずそうに入ってくる。
「東さん。どうしたんですか?」
「い、いやぁ。なんだか今日は元気そうだね……」
「はい! プレゼンまで死ぬ気で頑張るぞって、今気合を入れてた所です」
美琴は両手をぐっと握ると、東に笑顔を返した。
美琴は元気よく、副社長室の扉を開けた。
室内には誰もおらず、ホワイトボードには部長と滝山からのメモ書きが残してあった。
美琴はそれを確認しながらパソコンの電源を入れると、ふと壁のカレンダーに目を止める。
もうプレゼンまでの時間は限られていた。
できるだけデザイン案を早く作成するためにも、今日からは資料集めに忙しくなるだろう。
すでに滝山は、朝から書庫にこもっているようだった。
――私も、必死で頑張るぞ!
美琴は頭のポンポンを、キュッといつも以上に力強く結び直す。
その時、入り口の扉がゆっくりと開き、東がそっと顔を覗かせた。
いつもと違う東の様子に、挨拶をしながら美琴は首を傾げる。
「あ……あぁ。美琴ちゃんおはよう……」
東は美琴の様子をしばらくし見てから、のそのそと気まずそうに入ってくる。
「東さん。どうしたんですか?」
「い、いやぁ。なんだか今日は元気そうだね……」
「はい! プレゼンまで死ぬ気で頑張るぞって、今気合を入れてた所です」
美琴は両手をぐっと握ると、東に笑顔を返した。