干物のミカタ ~副社長! 今日から私はあなたの味方です!~
デザイン作り
「今回の壁面の大きさは3m×3m。縦に置かれた壁の様なパネルに、グリーンを配置するんだよね?」
「そうです。壁っていうのが難点で、下向きに植えるんじゃないので、横向きに植えても耐えられるものを、選ばないといけないですよね」
美琴達は今まで、鉢やプランターなどの土に植えることを、想定したものを作ってきた。
壁面の装飾となると、全く新しい観点で考えなければならない。
「あ、あとデザインもだよね」
「そう。でもやっぱり大きなポイントは、映画のイベントってとこじゃない? 今回の映画のテーマが森だから、配置する植物も映画に出てくる森に描かれているものがいいと思うし。滝山くんは何かイメージあるの?」
美琴は、滝山が持ってきたデザイン集のページをめくりながら顔を上げた。
滝山は口元をにんまりとして、待ってましたとばかりに身を乗り出す。
「デ、デザインの前に、ちょっと思いついた事があって! 全体を一つの装飾にするんじゃなくて、この3m×3mの壁面を碁盤の目みたいに小さいブロックで分けて、それぞれを装飾するってどうかなって?」
「そうです。壁っていうのが難点で、下向きに植えるんじゃないので、横向きに植えても耐えられるものを、選ばないといけないですよね」
美琴達は今まで、鉢やプランターなどの土に植えることを、想定したものを作ってきた。
壁面の装飾となると、全く新しい観点で考えなければならない。
「あ、あとデザインもだよね」
「そう。でもやっぱり大きなポイントは、映画のイベントってとこじゃない? 今回の映画のテーマが森だから、配置する植物も映画に出てくる森に描かれているものがいいと思うし。滝山くんは何かイメージあるの?」
美琴は、滝山が持ってきたデザイン集のページをめくりながら顔を上げた。
滝山は口元をにんまりとして、待ってましたとばかりに身を乗り出す。
「デ、デザインの前に、ちょっと思いついた事があって! 全体を一つの装飾にするんじゃなくて、この3m×3mの壁面を碁盤の目みたいに小さいブロックで分けて、それぞれを装飾するってどうかなって?」