干物のミカタ ~副社長! 今日から私はあなたの味方です!~
「干物が復活したな」
バタバタと部屋を行き来する美琴の姿を見ながら、部長が滝山に耳打ちする。
「も、もうやる気に満ち溢れてて、僕なんかついて行くのでいっぱいいっぱいですよ……」
滝山はそろそろ冬だというのに、額から溢れる大量の汗を袖で拭う。
「滝山くん! 先に温室行ってるね」
美琴の声が入り口から聞こえたかと思ったら、山積みの資材を抱えた美琴の姿はもう見えなくなっていた。
「は、はーい。温室行ってきまーす」
滝山も慌てて、美琴を追いかけて部屋を飛び出していく。
側で部長と滝山の会話を聞いていた、健太が俊介を振り返った。
「美琴ちゃん何かあったの?」
「さあ、どうだろうな……?」
そう言いつつも、パソコンの画面を見つめる俊介の瞳は笑っているように見える。
「怪しいなぁ……。まあでも、美琴ちゃんが元気になると、急にこの部屋がパッと明るくなるよな。さぁ、俺も張り切って手伝って来るか!」
健太は腕まくりをしながらそう言うと、颯爽と部屋を出て行った。
「取りあえずは一安心ですね」
部長がやれやれと言った様子で俊介を振り返り、俊介もにっこりと笑顔を返した。
バタバタと部屋を行き来する美琴の姿を見ながら、部長が滝山に耳打ちする。
「も、もうやる気に満ち溢れてて、僕なんかついて行くのでいっぱいいっぱいですよ……」
滝山はそろそろ冬だというのに、額から溢れる大量の汗を袖で拭う。
「滝山くん! 先に温室行ってるね」
美琴の声が入り口から聞こえたかと思ったら、山積みの資材を抱えた美琴の姿はもう見えなくなっていた。
「は、はーい。温室行ってきまーす」
滝山も慌てて、美琴を追いかけて部屋を飛び出していく。
側で部長と滝山の会話を聞いていた、健太が俊介を振り返った。
「美琴ちゃん何かあったの?」
「さあ、どうだろうな……?」
そう言いつつも、パソコンの画面を見つめる俊介の瞳は笑っているように見える。
「怪しいなぁ……。まあでも、美琴ちゃんが元気になると、急にこの部屋がパッと明るくなるよな。さぁ、俺も張り切って手伝って来るか!」
健太は腕まくりをしながらそう言うと、颯爽と部屋を出て行った。
「取りあえずは一安心ですね」
部長がやれやれと言った様子で俊介を振り返り、俊介もにっこりと笑顔を返した。