干物のミカタ ~副社長! 今日から私はあなたの味方です!~
片付けもひと段落し副社長の戻りを待っていると、後ろポケットに入っているスマートフォンがブブっと震える。
タップして開いた画面には、雅也の名前と共にメッセージが表示されていた。
“今日はイベントの初日だね。素敵な装飾を披露できるよう祈ってるよ”
美琴はしばらく、その画面を見つめたままじっと考える。
自分の気持ちがはっきりした今、雅也にもきちんと伝える必要があるだろう。
――今まで支えてもらった人だから、ちゃんと向き合って返事をしよう。
美琴は、慣れた手つきで画面をタップして文字を打つ。
“ありがとうございます。無事に装飾を終えた所です。水上さんとお話ししたいのですが、お時間のある時はありますか?”
送信ボタンを押すと、すぐに既読の文字がついた。
“美琴ちゃんから誘ってもらえるなんて光栄だな。いつでも都合の良い時に時間を取るよ。今晩でも”
オッケーのポーズをする絵文字と一緒にすぐに返信が来る。
“じゃあ、今日の仕事の後にお時間ください”
美琴は迷わずにメッセージを打った。
スマートフォンの画面を閉じて美琴が顔を上げると、こちらに向かって来る副社長の顔が見える。
――ちゃんと伝えよう。
美琴はぐっとスマートフォンを握りしめた。
タップして開いた画面には、雅也の名前と共にメッセージが表示されていた。
“今日はイベントの初日だね。素敵な装飾を披露できるよう祈ってるよ”
美琴はしばらく、その画面を見つめたままじっと考える。
自分の気持ちがはっきりした今、雅也にもきちんと伝える必要があるだろう。
――今まで支えてもらった人だから、ちゃんと向き合って返事をしよう。
美琴は、慣れた手つきで画面をタップして文字を打つ。
“ありがとうございます。無事に装飾を終えた所です。水上さんとお話ししたいのですが、お時間のある時はありますか?”
送信ボタンを押すと、すぐに既読の文字がついた。
“美琴ちゃんから誘ってもらえるなんて光栄だな。いつでも都合の良い時に時間を取るよ。今晩でも”
オッケーのポーズをする絵文字と一緒にすぐに返信が来る。
“じゃあ、今日の仕事の後にお時間ください”
美琴は迷わずにメッセージを打った。
スマートフォンの画面を閉じて美琴が顔を上げると、こちらに向かって来る副社長の顔が見える。
――ちゃんと伝えよう。
美琴はぐっとスマートフォンを握りしめた。