干物のミカタ ~副社長! 今日から私はあなたの味方です!~
副社長秘書 東健太
「副社長のプロジェクトメンバーって、干物ちゃんとコミュ障くんだって!」
「まじ?!」
「こりゃ、最初から潰す気マンマンだわ」
フロアの奥からは、コソコソと話す社員達の声がしている。
「聞こえてるっつーの」
美琴は机の引き出しを開け、ガサガサと雑に荷物をダンボールに詰め込んだ。
今日から突然、副社長室付になり、デスクも副社長室に移動になった。
今まで美琴が担当していた顧客も、特に引継ぎもなしで、全て他のスタッフに振り分けられるそうだ。
「さ、先に行ってるね……」
滝山が美琴に小さく声をかけ、そそくさと歩き出す。
「え?! 待ってよー」
美琴も慌てて段ボール箱を抱え、滝山に続きエレベーターに飛び乗った。
「まじ?!」
「こりゃ、最初から潰す気マンマンだわ」
フロアの奥からは、コソコソと話す社員達の声がしている。
「聞こえてるっつーの」
美琴は机の引き出しを開け、ガサガサと雑に荷物をダンボールに詰め込んだ。
今日から突然、副社長室付になり、デスクも副社長室に移動になった。
今まで美琴が担当していた顧客も、特に引継ぎもなしで、全て他のスタッフに振り分けられるそうだ。
「さ、先に行ってるね……」
滝山が美琴に小さく声をかけ、そそくさと歩き出す。
「え?! 待ってよー」
美琴も慌てて段ボール箱を抱え、滝山に続きエレベーターに飛び乗った。