干物のミカタ ~副社長! 今日から私はあなたの味方です!~
「そ、そうですよね。営業ってスーツですよね……。って、それよりもちょんまげはまずいですね! つい、いつもの癖で、メンテの恰好しちゃってて」
慌てて、ごちゃごちゃと話す美琴の姿を、副社長は腕を組みながらじっと見つめる。
「……ま、別に、いっか」
しばらくして副社長は、一人で納得したように、うんうんとうなずいた。
「え?! 別にいっか……って……え?! そんなんで、ワタシダイジョウブ?!」
副社長は、あははと大きな声で笑いながら、先に颯爽と部屋を出て行く。
「ま、待ってー!」
美琴は慌てて、それに続いてばたばたと走って出て行った。
「……あんな俊介の姿、会社で見た事ないわ」
東が驚いた声で、小さくつぶやく。
「え? そうなんすか……?」
にぎやかに出かけていく二人の後ろ姿を、東と滝山が静かに見送った。
慌てて、ごちゃごちゃと話す美琴の姿を、副社長は腕を組みながらじっと見つめる。
「……ま、別に、いっか」
しばらくして副社長は、一人で納得したように、うんうんとうなずいた。
「え?! 別にいっか……って……え?! そんなんで、ワタシダイジョウブ?!」
副社長は、あははと大きな声で笑いながら、先に颯爽と部屋を出て行く。
「ま、待ってー!」
美琴は慌てて、それに続いてばたばたと走って出て行った。
「……あんな俊介の姿、会社で見た事ないわ」
東が驚いた声で、小さくつぶやく。
「え? そうなんすか……?」
にぎやかに出かけていく二人の後ろ姿を、東と滝山が静かに見送った。