干物のミカタ ~副社長! 今日から私はあなたの味方です!~
美琴は顔を真っ赤にしながら、福さんに俊介を紹介した。
「福さん。その節は本当にお世話になりました。こちらの皆さんのおかげで無事に展示会の仕事も終える事が出来ました」
美琴はそう言いながら、福さんにお菓子の入った箱を手渡す。
「そんな気を使わなくっていいのさ。でもありがとね。ちょっとそこに座ってな。お茶出してあげるから……」
福さんはそう言いながら、チラッと俊介の顔を伺う。
「あんたはてっきり、雅也くんと良い仲なんだと思ってたよ。でも、いい男だね」
福さんは美琴の耳元でささやくと、ぱたぱたと店の奥へと入って行った。
「え?! 福さん!」
美琴がそっと俊介の顔を伺うと、俊介は口を尖らせていた。
「お、怒ってます?」
小さく聞く美琴の顔を見て、俊介はぷっと吹き出して笑う。
「でも考えてみれば、美琴が雅也と知り合ったことで、僕もまた雅也と関係を戻すことができた。そして仕事も。全部、美琴のおかげです」
「業務提携の話を聞いた時は、びっくりしました……」
「あれは雅也とだから実現できた事です。まぁその前に、雅也に『頭冷やして考えろ』って怒られたんですけどね」
「え?! そんな事があったんですか?!」
二人で笑い合っていると、福さんがひょこっと顔を覗かせる。
その後、美琴達は福さんにお昼をごちそうになり、土産物屋で楽しく時間を過ごした。
「福さん。その節は本当にお世話になりました。こちらの皆さんのおかげで無事に展示会の仕事も終える事が出来ました」
美琴はそう言いながら、福さんにお菓子の入った箱を手渡す。
「そんな気を使わなくっていいのさ。でもありがとね。ちょっとそこに座ってな。お茶出してあげるから……」
福さんはそう言いながら、チラッと俊介の顔を伺う。
「あんたはてっきり、雅也くんと良い仲なんだと思ってたよ。でも、いい男だね」
福さんは美琴の耳元でささやくと、ぱたぱたと店の奥へと入って行った。
「え?! 福さん!」
美琴がそっと俊介の顔を伺うと、俊介は口を尖らせていた。
「お、怒ってます?」
小さく聞く美琴の顔を見て、俊介はぷっと吹き出して笑う。
「でも考えてみれば、美琴が雅也と知り合ったことで、僕もまた雅也と関係を戻すことができた。そして仕事も。全部、美琴のおかげです」
「業務提携の話を聞いた時は、びっくりしました……」
「あれは雅也とだから実現できた事です。まぁその前に、雅也に『頭冷やして考えろ』って怒られたんですけどね」
「え?! そんな事があったんですか?!」
二人で笑い合っていると、福さんがひょこっと顔を覗かせる。
その後、美琴達は福さんにお昼をごちそうになり、土産物屋で楽しく時間を過ごした。