干物のミカタ ~副社長! 今日から私はあなたの味方です!~
「でもでも。この後の披露宴は超豪華なグランピング施設貸し切りですよ! しかも宿泊付き」
胡桃は目を輝かせている。
「た、楽しみだね」
「はい♡」
並んで先を歩く滝山と胡桃の後ろ姿を見ながら、瑠偉が部長に耳打ちした。
「あの二人、最近怪しいんっすよねー」
「あ? そうなの?」
部長は一旦立ち止まると、あまり興味がなさそうに腰を伸ばしている。
「先に行ってますよー」
瑠偉の声に部長は軽く手を上げた。
「雅也のとこは最近調子はどうなの?」
健太が隣の雅也を振り返った。
「順調だよ。グリーンデザインと共同で開催した、オフィス緑化のイベントの反響も大きくてね」
「そりゃよかった」
「あの業務提携の話は、俊介が美琴ちゃんを守るためにひねり出した案だったけど、お互いの会社にとってもプラスになったよね」
「愛の力は偉大ですな」
「まったくです」
二人があははと笑い合っていると、ちょうど木々が開けた場所から手を振っている美琴と俊介の姿が見えた。
胡桃は目を輝かせている。
「た、楽しみだね」
「はい♡」
並んで先を歩く滝山と胡桃の後ろ姿を見ながら、瑠偉が部長に耳打ちした。
「あの二人、最近怪しいんっすよねー」
「あ? そうなの?」
部長は一旦立ち止まると、あまり興味がなさそうに腰を伸ばしている。
「先に行ってますよー」
瑠偉の声に部長は軽く手を上げた。
「雅也のとこは最近調子はどうなの?」
健太が隣の雅也を振り返った。
「順調だよ。グリーンデザインと共同で開催した、オフィス緑化のイベントの反響も大きくてね」
「そりゃよかった」
「あの業務提携の話は、俊介が美琴ちゃんを守るためにひねり出した案だったけど、お互いの会社にとってもプラスになったよね」
「愛の力は偉大ですな」
「まったくです」
二人があははと笑い合っていると、ちょうど木々が開けた場所から手を振っている美琴と俊介の姿が見えた。