干物のミカタ ~副社長! 今日から私はあなたの味方です!~
一斉に三人に詰め寄られ、さすがの副社長もたじたじになる。
さっきまで、部長と対峙していた姿はどこへやら。
「おいおい! 頼むよ、俊介!」
「いや、俺がそういうのは不得意だって、健太も知ってるだろ」
「おまえなぁ。副社長だろうが! オールラウンダーでいろよ!」
「いや……だって」
「だってもへったくれもあるかい!」
副社長の鼻先に詰め寄る東と、それを押し返す副社長。
二人のやり取りを、美琴は滝山と共にキョトンとして見つめていた。
そしてお互いに目が合い、思わず吹き出して大笑いし出す。
「え……?」
「ごめんなさい……二人の掛け合いが面白くって」
美琴はお腹を抱え、肩を上下に震わせた。
「本当に仲が良いんですね。それに副社長の素が見られて、なんか嬉しいです」
涙を指で拭いながら言う美琴に、副社長が照れた顔を見せた。
「そ! こいつ、普段はすかしてるけどね」
東が横から、ちゃちゃを入れた。
「おまえなぁ」
副社長がぎろっと東を睨む。
さっきまで、部長と対峙していた姿はどこへやら。
「おいおい! 頼むよ、俊介!」
「いや、俺がそういうのは不得意だって、健太も知ってるだろ」
「おまえなぁ。副社長だろうが! オールラウンダーでいろよ!」
「いや……だって」
「だってもへったくれもあるかい!」
副社長の鼻先に詰め寄る東と、それを押し返す副社長。
二人のやり取りを、美琴は滝山と共にキョトンとして見つめていた。
そしてお互いに目が合い、思わず吹き出して大笑いし出す。
「え……?」
「ごめんなさい……二人の掛け合いが面白くって」
美琴はお腹を抱え、肩を上下に震わせた。
「本当に仲が良いんですね。それに副社長の素が見られて、なんか嬉しいです」
涙を指で拭いながら言う美琴に、副社長が照れた顔を見せた。
「そ! こいつ、普段はすかしてるけどね」
東が横から、ちゃちゃを入れた。
「おまえなぁ」
副社長がぎろっと東を睨む。