干物のミカタ ~副社長! 今日から私はあなたの味方です!~
部長の本心
美琴達は、場所を会議室に移した。
メンテナンス部のスタッフの前に、副社長と部長が座り、東が横に立つ。
美琴と滝山は、静かに後ろから様子を伺っていた。
「うちの顧客に、安い値段で営業して回ってるんです。あいつら、新規の顧客掴むより、うちの顧客を横取りした方が手っ取り早いって、思ってるんですよ!」
スタッフは机を拳でドンッと叩く。
「今までにも、こういったことが?」
副社長が部長に顔を向ける。
「まあ何度か。ただ最近、やり口が露骨になってきてるな」
部長は腕を組み、額に手を当てた。
「トータルって……トータルグリーン株式会社ですか?」
美琴が後ろから声を出し、東に目線を向ける。
「そう。ここら辺のグリーンレンタル業界では、うちとトータルがシェア1、2位を争ってる。……にしても、トータルかぁ」
東はそう言いながら、チラッと副社長の顔を横目で見ていた。
メンテナンス部のスタッフの前に、副社長と部長が座り、東が横に立つ。
美琴と滝山は、静かに後ろから様子を伺っていた。
「うちの顧客に、安い値段で営業して回ってるんです。あいつら、新規の顧客掴むより、うちの顧客を横取りした方が手っ取り早いって、思ってるんですよ!」
スタッフは机を拳でドンッと叩く。
「今までにも、こういったことが?」
副社長が部長に顔を向ける。
「まあ何度か。ただ最近、やり口が露骨になってきてるな」
部長は腕を組み、額に手を当てた。
「トータルって……トータルグリーン株式会社ですか?」
美琴が後ろから声を出し、東に目線を向ける。
「そう。ここら辺のグリーンレンタル業界では、うちとトータルがシェア1、2位を争ってる。……にしても、トータルかぁ」
東はそう言いながら、チラッと副社長の顔を横目で見ていた。