干物のミカタ ~副社長! 今日から私はあなたの味方です!~
「では! 早速デザイン案を完成させましょう。友野さんと滝山くんは、健太と一緒に温室に行ってください」
「はい!」
「い、行ってきます!」
美琴達は明るい声で元気に返事をすると、温室に向かって駆けだした。
俊介は、その後ろ姿を微笑みながら見送った。
「相馬部長、ありがとうございました」
俊介は二人きりになった室内で、部長に向き直る。
「いや……正直、副社長には敵わないって思いましたよ。最初から気がついてたんですか? 俺が専務派のフリしてるって」
部長は照れているのか、頭をかいている。
「いえ。本当の所は半信半疑でした。でも友野さんは、そう言ったことは抜きで、最初から信じてましたよ。部長のこと」
俊介は笑顔を見せると、ソファに腰かけた。
「そうですか……俺も、カッコ悪いな」
部長もソファに深く腰かけた。
「はい!」
「い、行ってきます!」
美琴達は明るい声で元気に返事をすると、温室に向かって駆けだした。
俊介は、その後ろ姿を微笑みながら見送った。
「相馬部長、ありがとうございました」
俊介は二人きりになった室内で、部長に向き直る。
「いや……正直、副社長には敵わないって思いましたよ。最初から気がついてたんですか? 俺が専務派のフリしてるって」
部長は照れているのか、頭をかいている。
「いえ。本当の所は半信半疑でした。でも友野さんは、そう言ったことは抜きで、最初から信じてましたよ。部長のこと」
俊介は笑顔を見せると、ソファに腰かけた。
「そうですか……俺も、カッコ悪いな」
部長もソファに深く腰かけた。